1998-02-17  ピーコがいっぱい

学校で4年生の卒研の発表会を見ました.この子たちの研究は、たぶんろくなモンじゃないよねって、期待はしていなかったんだけど、ちゃんとできているものもあれば、やっぱり小学生の夏休みの自由研究みたいなのもありました.

今年はインターネットとJavaが流行みたいで、それに付随する発表がほとんどでした.でも、このJavaじゃないといけない理由はかなり怪しいもので

「Javaを使用する理由は、Javaの高い汎用性にあります.Javaの実行環境はプラットフォームに依存しません.」

と前置きしておきながら、

「このJavaアプレットが動作するブラウザは‥‥」

などと言っているんです.これじゃ、「汎用性は理想であって、現実には皆無です.」と、認めているようなものです.なーんかヘンな感じ.

見ていて唯一面白かったのは、研究発表後の質問タイム.教授たちはあれこれ話し合うんだけど、専門分野の違う先生同士は意見が対立するみたいで、けっこうな言い争いです.こんな騒がしい光景、今までにもどこかで見たことがあります.そうこれは、フジテレビの午後の奥さま番組“BIG TODAY”の金曜日のコーナ、ピーコのファッション・チェック*1じゃないですか.

それに気づいてしまった瞬間から、ピーコの声と番組中に流れてくる艶めかしい音楽が、ぼくの頭の中に侵食してきました.こうなると、もう手のつけようがありません

*1 ピーコさんが、街角の素人の女性や男性を捕まえて、その人のファッションをチェックするという企画.「この人は、時計だけ高価で他の物とのバランスが取れてないんです.だからこんなにヘンなのよ」と、ピーコさんは手厳しくチェックします.