1999-02-07  裏切りのイルカ

先月27日,近所のヨドバシカメラでMicrosoft Word98を購入しました。アカデミックパックのお値段は4,700円。これまで,Microsoft Works4.0でレポートを作成していた私もついにWord導入です。(普通,レポートってTeXを使って書くものなんでしょうけど,私はTeXを使ったことがありません。)

実はWord98を導入するにあたって,一つ心配なことがありました。私が今使っているマシンは3世代くらい昔のものなんです。Word98はその名のとおり1998年製のアプリケーションです。普通,古いマシンに最新のアプリケーションを導入すると,碌なことになりません。「実用的な速度で動くのかしら。」とちょっと心配だったのですが,使ってみると予想よりも動作の軽いアプリケーションでした。競合する「一太郎」の影響もあってか,(機能もそうですが)動作速度に関しては最適化が行き届いている印象を受けます。

「画面上でお助けします。私を選んでください。」と自信満々のイルカ。

話は180度変わります。

Microsoft Office(Word,Excel,Access,Power Pointなど)には奴がいるんです。そう,あのイルカです。知らない人のために,このイルカが一体何物なのか説明しておきましょう。このイルカは「ヘルプ」なのです。「ヘルプです。」と突然言われてもますます意味不明でしょうから,さらに詳しく説明しましょう。普通,アプリケーションの「ヘルプ機能」はソフトウェアの使い方を調べるものです。このイルカは,その「ヘルプ機能」にキャラクターのアニメーションを付け加えたもので,無味乾燥な「ヘルプ機能」を華やかにしてくれるのです。普段は画面の隅っこで激しく動き回っています

イルカに質問したいときは,イルカをクリックします。

「仁絵ちゃんをキレイにするには」という今世紀最大の難問をイルカにぶつけてみた。

「(SPEEDの)仁絵ちゃんをキレイにするには」という質問をしてみましょう。この今世紀最大の難問をイルカはどう答えてくれるのでしょうか。

頭から「何か」を放出するイルカ。

このように,まったくデタラメなことを言うのです。ぼくが知りたいのは,仁絵ちゃんをキレイにする方法なのにイルカったら教えてくれません。イルカはいつもイジワルです。(なぞ)

イルカは質問に答えてくれるだけではありません。Wordを起動する度に「今日のひとこと」というのが出てくるのですが,これもほとんど役に立ちません。ちなみに,先ほど表示された「ひとこと」は強烈でした。

今日のひとこと:最善をつくしましょう。そうすれば、何が起ころうとも、万事は天のおぼしめしです。

今日のひとこと:最善をつくしましょう。そうすれば、何が起ころうとも、万事は天のおぼしめしです。

イルカは何がいいたいのでしょうか。イルカの「ひとこと」に悪意を感じるのはぼくだけでしょうか。もうちょっと濃い話をしてほしいんです。例えば,「某公園ではライトを2回点滅させるのが合図です。」とか,「グリセリンの分量を間違えると,ただれて大変なことになります。」とか,「騙されてはいけません。あの人が年中日焼けしているのは,素顔が犯罪だからです。」とかね。

ぼくとイルカとの戦いはこれからも続きます。最近,殊にイルカが暴れるので,イルカの餌にホウサン団子を混ぜておこうと思います。これで多い時でも安心です。