1999-07-29  ガイドさんは大忙し

大学は夏休みに入り,受験を控えた高校生が見学にやってきます。今日私はこの高校生たち(総勢十数名)を引き連れて,学内を案内しました。去年までは入試課の職員が案内していたのですが,今年からは(なぜか)大学院生が学内を案内することになりました。それにしても,学内の事情を知り尽くしている大学院生に案内を任せてしまうなんて,入試課の職員は浅はかです。見学に来た高校生に某大生の真の姿が明かされたら,どうするつもりなんでしょうね。

そこのボクにだけ,本当のことを教えてあげよう。これが等身大の某大生の姿です。

某似非文系学科の学生の場合

「鞄はムラサキスポーツのポリ袋,中に教科書なんて一冊も入っていないの。“分禁”っていう概念が理解できないらしくて,喫煙場所でもないのに平気でタバコ吸ったりするのよ。もちろんゴミの分別もできないから,燃えるゴミのゴミ箱に空き缶捨てるなんてのは当たり前。天気の良い日なんか,図書館の中庭で上半身裸で日にやいたりもするのよ。日やけはしてるわ歯並びはグチャグチャだわで,かなり文化水準低いわ(それが悪いだなんて,一言も言ってないわよ)。ブスなくせに日やけなんてしているものだから,傍から見て犯罪なくらいイケてないの。」

某コンピュータ系学科の学生の場合

「鞄は大きなスポーツバック,中にはMOディスクとCD-Rが束になって入っているの。MOディスクは,学内のLANを使ってダウンロードしたファイルを保存するために使うのよ。毎朝9時にコンピュータ室に忍び込んでね,“波乗野郎”っていうソフト(市販品だがそれを不正コピーしたもの)でWebサイトから延々とファイルをダウンロードするように設定しておくの。夕方5時になったら,MOディスクを回収するというわけ。CD-Rの中に入っているデータは,不正コピーしたゲームのROMイメージや違法な音楽データばっかり。知的生産物って何のことだかさっぱり分かっていないみたい。自分がオリジナルになったことがないから,コピーされる側の痛みが分からないのね。」

某業界の動向

「××工学専攻の大学院生って,4割が業界の人だって知ってた?みんなワケ知りなんだよ。さすがに兄弟ではない(なりたくもない)けど。うまくいっている人たちは,それなりに楽しんでいるみたい。」

(私はお世辞にも器用ではないので,身内とヨコ漏れしたことなんてありません。悲しいかな,最近は「お誘い」もサッパリです。)

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1999-07-25  散髪記念日に仕組まれた罠

ついに散髪しました。最近の出来事 「散髪未遂」 (6 MAY 1999)では,「5週間髪を切っていない」と言いましたが,その後も野放しの状態が続いていました。もっとも元々が短すぎたもので,3か月間切らなくても,そんなに伸びているようには見えなかったんですけどね。

ということで早朝から近所の某理髪店に潜入(って私はお客),同い年の姉ちゃんに切ってもらうことになりました。肝心の仕上がりですが,初回ということで大人しめな髪型にしてもらいました。今までの路線*1とは,ちょっとだけ違います。

(ちょっとしか違わないのかもしれません。)

*1 あれはアレで一部の人には好評だった…というより,いかにも過ぎて危なかったみたいです。

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1999-07-23  夏休みの自由研究にこの一冊

今日は私がハマっている本を三冊ご紹介します。実用書ばかりですが,きっとみなさんの日々のスキルアップに役立つと思います。もしかしたら,夏休みの自由研究に困っているそこのボクにも参考になるかもしれませんよ。

UMLクリック リファレンス(UML IN A NUTSHELL)

O'REILLYの動物シリーズは,凡人では到底太刀打ちできないような難しいことを懇切丁寧,親しみやすい文体で説明してくれます。ぼくも日頃から動物シリーズを愛読しているのですが,この「UMLクリック リファレンス」には苦戦を強いられています。どうも文章が難解だと思うんです。例えば,P.39,“2.2.4 モデル”より一文を引用してみましょう。

UMLは、知識を獲得し、活用することで、問題解決を促進する。知識は、明示的に見ることはできないが、実証することは可能である。知識の実証は、問題の解決策を導出するために知識を適用する中で起こる。これは、知能として知られている。

ぼくが業界用語に慣れていないのも一因だと思いますが,とにかく始終この論調なもので,うんざりしてしまいます。簡単なことを,難しく説明していると思うのは私だけでしょうか。

Javaバーチャルマシン(Java Virtual Machine)

私の常識ではC言語でシステムを組みたいと考えるなら,対象となるCPUアーキテクチャのアセンブラ言語も一緒にお勉強します。そうしなければ実用的なシステムには仕上がらないからです。Cコンパイラが生成したコードを逆アセンブルしてコードを手直し,徐々に最適化が行き届いたコードに近づけていく,そんな地道な作業こそがC言語の醍醐味だと,私は考えます。(この開発手法はややハードウェア寄りというか,動作速度に厳しい場合です。実際にはもっとお気軽にコーディングされても構いません。)

昨今流行りのJava言語も基本は同じです。Java仮想マシンの挙動を知らなくても,それなりに動作するシステムを作ることはできますが,それはあくまで紛い物です。極限までパフォーマンスが要求される場面(有名な例では高速フーリエ変換など)では,仮想マシンの理解なしには歯が立ちません。例えば,Java仮想マシンはスーパークラス,サブクラスといったオブジェクト指向の概念をどのように扱っているでしょうか。Javaプリミティブ型やリファレンス型の扱いはどうでしょうか。javacコンパイラが生成する“.class”ファイルの構造はどうなっているでしょうか。もっと基本的な話をすれば,Java仮想マシンは純粋なスタックマシンですが,レジスタを使わないで四則演算するとはどういうことなのでしょうか。

そんな素朴な疑問に答えてくれるのがこの一冊です。

インターフェース増刊 SuperHプロセッサ,http://www.cqpub.co.jp/hanbai/books/539070.htm

衝動買いしてしまっただけです。私,AKI-80(秋月電子のCPUカード)の経験もないくらい,組み込み機器についてはチンプンカンプンです。余談ですが,リアルタイムOS(μITRONとか)と併せてお勉強すると幸せになれそうです。

(本当に幸せになれた人がいたら,ご連絡ください。)

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1999-07-18  夏休みに気をつけること

気が付けば7月も中旬をすぎました。学生さんはそろそろ夏休みの時期ですね。夏休み中に気を付けなければならないことが三つあるので,今日はそのお話しをします。

一つめのお話です。交通事故に気をつけましょう。毎年,休み開けに生きて再会できない人が一人や二人必ずいます。車やバイクであちこちへ旅するのは結構なことですが程々にしましょう。

二つめのお話です。オテンバしすぎないようにしましょう。キミに声が掛かるのは,キミがイケてるからではありません。キミが若いからです。勘違いしないようにね。ちなみに,自分は十分若いはずなのに全然声が掛からない,もしくは,掛かったためしがないという人は,何が原因だと思いますか。教えてあげよう,それはキミが重症のブサイクだからです。周りの人に見る目がないからではありませんよ。いい加減,自分がブスだということに気づきましょう。夏休み中は徹底的に“りはびり”すると良いでしょうね。

さて,三つの話も最後になりました。三つめは何のお話だと思いますか。それは光です。もう何のことだか分かりますよね。夏休みだからといって紫外線対策を怠ってはいけませんよ。毎朝必ず紫外線対策しましょう。日やけ止めを塗ることに抵抗があるという人は,せめて帽子を被りましょう。夏場の紫外線対策の効果は,すぐには分からないかもしれません。でも,冬になれば肌のハリツヤがいつもと違うことに気づくはずです。

今年の夏は,新しいキレイに挑戦したいものですね。

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