2000-06-13  こんな風の日には

お散歩帰りです。今日は強風のためか(どうかは知らないが)園内にはだれもいませんでした。付近の駐車場に妖怪が一人いただけ。

ぼくはベンチに座ってしばらく寛いでいると,突然全身に悪寒が走りました。どうやら先ほど駐車場にいた妖怪がこちらに近づいているようです。しかし不思議なことに,辺りを見渡してみても妖怪の姿はどこにもありません。

「ひょっとして気のせい?」と思って何気なく右を向いてみると,木陰から妖怪が出現。その妖怪は顔面が日やけで真っ黒,しかもシワだらけという風貌でした(それなのに十代の服装)。あまりに醜い姿だったのでぼくは声を失いました。こんな妖怪がいる日は碌なことがありません。ぼくは急いで帰宅することにしました。