2000-07-26  ボランティアしない?

連日便所巡りが続いています。今日も帰りに市内某便所を偵察。さすがの私も便所の雰囲気にだいぶ慣れて,今では野外散策と同等(もしくはそれ以上)の活動ができるようになりました。最近私が確信するようになったことは,野外系と便所系は実は大差がないという事実です。以前私は便所系は異次元だと言いましたが,便所系を詳しく調べることでこの認識が誤りだということに気付きました。「ブサイクはどこへ行ってもブサイク」というだけなんですね。こんな簡単なことに気付かなかったなんて,お恥ずかしい限りです。

さて,私はいつもの場所で,いつものように物色していると,どこかで見掛けたことのある人(30代後半)が私に近づいてきました。その人は恐る恐る(といった雰囲気)で私に話し掛けました。

男 「すいません。」

私 「はい,なんでしょうか。」

男 「これからどーです?ダメですか?」(どうでもいいけど,「ダメですか?」っていう表現を使う人,最近多いですね。ま,個人的には好きな言い回しですが。)

私 「(ダメです。)あのー,去年×××公園にいましたよね。そのときお断りしたハズなんですけど覚えてませんか。」

男 「‥‥そういえば(そんなこともあったかも)。」

私 「(ほら,そーでしょ。)じゃね(サヨナラ)。」

「お断り」ばっかりというのは,つまらないといえば確かにつまらないのですが,私はモレない人なので致し方ありません。声が掛かるからといって,その都度ヨコ漏れしていたのではどこかのバッタやコオロギみたいな人(=妖怪)と同じです。私は人間宣言しているので,そのような安易なヨコ漏れを慎んでいるのです。

困っている人を見て見ぬフリをするのはとても心が痛むものです。しかしながら,私は10代の頃,人並み以上に「ボランティア」を嗜みました。だからもう私はボランティアするつもりはありません。まったく,奉仕されたいのは私の方ですよ。私は研究の手伝い,あるいは一緒に研究できるような方を常時募集しています。私の研究テーマは「世人モデル」ですが,世人モデルはあまり広く知られていません。ですから副業のコンピュータサイエンスや認知科学の話題でもよいです(敢えて条件を挙げれば「知的生産に興味のある人」ということになるでしょうか)。

ヨコ漏れのお手伝いはすでに専属がいるわけありませんが募集していません。