2000-08-31  禁断の底蓋からの開放。プラークコントロールウルトラを甦生させる―前編―

最初に3年前の話を持ち出すことになります。「最近の出来事 #1997-1027-01 電動に魅せられて(←なんだか若さみなぎる文章)」では電動歯ブラシを購入したという話をしましたが,その電動歯ブラシをついに壊してしまいました。きっかけは5日前,使用中に手が滑って床に落としたことから始まりました。落下の衝撃で内部の部品が破損したらしく,電源を入れると不審な音を立てるようになってしまいました。ただこの段階では,変な音がするだけで使用には差し支えありませんでした。本当に壊してしまったのは昨日。電動歯ブラシを分解したくて(したくてどうしようもなくて),私は禁断の底蓋を開けてしまったのです。

BRAUN Oral-B Plak Control Ultra D9011」を分解するには,底蓋を時計回りに60度回せばよいそうです。でも元々分解することが想定されていない構造らしくて,取扱説明書には「分解すると修復不可能です。」という注意書きが書かれています。実際に底蓋を60度ほど回してみたのですが,それではなかなか外れず,720度くらい回してしまいました(すなわち2回転)。どうもこれがいけなかったらしい。確かに分解できましたが(「音」の原因になっていた部品も特定できた),その際に誘導コイルと充電回路を繋ぐ導線を切ってしまいました。これがどういうことかというと,二度と充電できなくなってしまったということです。しかし断線の程度をよくよく観察すると,自力で修理できそうです。すぐに修理しようと思い立ちましたが,悪いことに工具一式をゼミ室に置いていたので,その場ではどうすることもできませんでした。

ところで電動歯ブラシがこの状態では使い物になりません。私は途端に,「今晩歯磨きできない」という不安に駆られ,大急ぎでヨドバシで全く同じ製品を購入してしまいました。いつの間にか私は,プラークコントロールウルトラなしでは生きていけない体になっていたようです。――後編につづく。

【追記 4 SEP 2000】 BRAUN Oral-B Plak Control Ultra D9011のヨドバシでの販売価格は4,980円(税別)でしたが,後日東急ハンズへ出向いたところ3,980円(税別)で売ってました。