2002-01-04  夜間の興行,お風呂でドキっ

午後11時頃,市内某大衆浴場に出かけてきました。某インターネット掲示板の情報によれば,この大衆浴場には未確認生物(たぶん妖怪)が出没するらしい。私はその実態を調査したかったのです。断っておきますが,あくまで調査が目的です。ヨコ漏れしに行っているのではありません。現地に到着してみるとずいぶん大掛かりな施設でした。サウナ,露天風呂,ジャグジーのほかに日やけサロンまでありました。業界人が出没する場所は屋外に設置されたジャグジーだそうです。私は全身を洗った後,ジャグジーに向かいました。

そのジャグジーは円形でした(円くないジャグジーがあるのかないのか知らない)。浴槽の直径は2.5mほどで4人以上入ると窮屈に感じるくらいの大きさでした。私が到着したときには,すでに2人が入浴していました。どちらも40代~50代のようですが,湯気がもくもくと立っていて容姿はあまり分りません。私も浴槽に入ってみましたが一見,不審な点はなさそうでした。それから10分が過ぎた頃に,私は自分の右足に何かが当っているような気がしました。この手のお風呂では,足で脚をつんつんされるという話をよく聞きます。もしかしたら,これが噂のつんつんなのでしょうか。しかしそのとき遭遇した感触はかなり微妙でした。私はしばらく様子を窺うことにしました。

それから3分後,「だれかの足が接触しているらしい」ではなくて,あからさまに触られていることが判明しました。やはり,つんつんされていたのです。私は平静を装いました。この手の状況下で,表情を変えてはいけないことを知っていたからです。私は首が動かないように注意しながら,目線を右に向けました。右足をつんつんされているのですから右側にいる人が当事者なのです。しかし湯気が視界を遮ります。その人物が何者なのか分りませんでした。私はあれこれ詮索するのをやめて,ジャグジーから脱出しました。この手の人はだれもいいのです。手当たり次第につんつんしているだけなのです。「だれでもいいから,どこでもおさかん」なのです(ふめい)。私は“ボランティア”するつもりなどありません。