2002-01-20  術後日記―その21―

16日から市内某医院に入院しておりましたが18日の正午に無事,退院いたしました。昨年の3月,私は下顎の整形手術を受けました。その際,下顎に金属プレート(固定具)を埋め込み,切断した骨を固定する処置を受けました。今回,入院した理由はその金属プレートを摘出するためです。具体的な手術内容をお話をすると下顎を切り開き,埋め込まれていた金属プレートとスクリュー(ねじ)を摘出しました。手術時間は1時間ほどでした。まだ患部に縫合の糸が残ったままなのですが,抜糸は外来でよいそうです。患部の腫れ具合が気になるところですが,外観はあまり腫れたように見えないので生活上,目立った支障はありません。

今回の入院生活は穏やかに終わりました。点滴されたのは術時の麻酔薬と生理食塩水のみでした。腫れ止めと称する薬物(おそらく消炎症剤だと思う)は皮下注射,抗生物質は経口投与で済みました。なにより体内から異物を取り除いたからでしょう。入院中はとても清々しい気分でした。なにしろ全身麻酔から醒める直前に楽しい夢を見ていたくらいですからね。今回の入院で苦痛らしい苦痛はありませんでした。

一連の手術を経て私の整形治療はすべて終わりました。仕上がってみると派手でも控えめでもない,自然な顔になりましたね。これで人生の目標の1/10を果たせた気がします。

摘出した金属プレート(固定具)とスクリュー(ねじ)

☆画像の説明:患部から取り出したブツです。フラット・ベット・スキャナで取り込みました。なぜ私が摘出物を所持しているのかというと,執刀医にお願いしたからです(術前に頼んでおいたら入手できました)。画像では確認できませんが,現物を凝視すると赤色の血痕らしきものが微かに見えます。

側面,臼歯付近

☆画像の説明:患部のレントゲン写真です。「術後日記―その18―」で紹介した画像と同じです。この個所からブツを摘出しました。