2003-09-08  2003年秋のDVカメラ

秋と言えば新製品の季節です。日夜。恥ずかしすぎる映像のために家庭用DVカメラが気になる私にとって秋の新製品は決して他人事ではありません。今日は気になる新製品の所感をお届けします。はじめに断っておきますが私はDVカメラを猛烈に使いこなすマニアではありません。よって「ちょっとそれ違うんじゃ」と思うところがあるかもしれませんが,そんなの知りません(逃げ腰)。

キヤノン:FV M1 KIT

市内ヨドバシカメラに展示されていたので触ってきました。正直こいつはなかなか良さそうです。ちょっと欲しくなっちゃった。買わないけど。私が使っている「DM-FV2」と比較すると,操作性が劇的に進化していると思います。いや,進化したんじゃなくてようやくマトモになっただけなのかも。画質はカメラに外部モニタがつながれていなかったのでよく分かりませんでした。カメラ本体のLCDをみた雰囲気では発色は無難な部類のようです。

さて,キヤノンのDVカメラをもっている人へ質問です。キヤノンのDVカメラのDVデッキってどんな音がしますか。「ウギギウギギウギー」って「セミが悶え苦しむかのような音」がしますよね。「FV M1 KIT」も相変わらずDVデッキはセミの声みたいです。新しい製品が出るとつい嫉妬したくなりますが,同じセミ仲間ということでまだしばらく安泰のようです(なぞ)。

【追記 22 OCT 2003】 FV M1にはLANC端子が付いていないらしいです。これは盲点でした。

Sony Handycam - DCR-IP1K

あのIPシリーズの後継機です。「MICROMV」カセットって,てっきり絶滅したのかと思っていましたが辛うじて延命されたようです。DCR-IP1Kはかなり特徴をもった製品だと思います。まずとても小さい。おそらく2・3年前のデジカメ並みに小型化されているのではないでしょうか。これから気軽に持ち運びできそうです。

私がいちばん驚いたのはファインダが省かれていることです。たしかにこの大きさではファインダをつける場所などなさそうです(もしかしたら歴代のIPシリーズにもファインダがなかったのかも)。私,個人的にこの決断は正しいと思います。「二兎を追う者は一兎をも得ず」と言いますものね。欲張りはいけません。

さて気になる画質ですが,まだ調査できていません。いかんせん店頭に並んでいないので,こればかりはどうしようもありません。ちなみにDCR-IP1K以前にSONYが発売した小型DVカメラは「Sony Handycam - DCR-PC105K」だったと思いますが,こいつの撮影映像は市内ヨドバシカメラで調査済みです。これがですね「びっくりするくらいひどい発色だった」と申し上げておきます。展示品が不良品だったと信じたいのですが,妙にノイズまみれで「SONYさようなら」と合掌したくなったほどです。