2003-10-28  悪魔の公開メール

ヴァーチャル兄貴へ

ちーす,兄貴のホムペ見たっす。すんげーここまで期待に応えてくれるとは思わなかったっす。どうして今まで教えてくれなかったんすか?オラオラ(ふめい)。プロフのページすげー,あの写真CCBファンにはたまんないっすね(さらにふめい)。日記,思ってること,掲示板,リンクぜんぶが工事中。まさにホムペ。すげーよ,こんなに極めてるなんて兄貴どこでホムペの作り方,習ったんっすか?来週,うちに来たとき俺にも教えてください。俺もホムペしたいっす。それから俺,このまえデジカメ買ったんですよ。でも使い方分かんなくて兄貴そっちの方も詳しいですか?撮ってくださいよ。なんかいっぱいメールくる掲示板があるって兄貴言ってたっすよね?俺も投稿したいっす。

↑公開メールを書いているうちに新しいネタが思い付きました(なぞ)。ホムペに憧れる青年YASU(21歳)のホムペデビュー物語。大量のSPAMメール,掲示板荒らし,ネットストーカーからの攻撃をつぎつぎに経験。ある妖怪ヌラリヒョンが「キミってカッコイイ」と掲示板に連日カキコするものだから,そのうち自分の相場を読み違え某顔写真掲示板の常連に。しかしあまりに投稿がしつこかったために,2ちゃんねるで叩かれるはめに。削除依頼を出すものの要領を得ない文章から相手にされず,最後に兄貴に泣きつく。兄貴は一言「閉鎖するんだ。そうすればオマエは自由だ」と言う。YASUは兄貴の言葉を信じホムペを閉鎖するが,どこのだれだか知らない人が勝手にミラーサイトをつくりYASUは晒され続けてしまう。物語の終盤,衝撃の事実が。ミラーサイトを設置したのは,いちばんの理解者であるはずの兄貴であった。さらに妖怪ヌラリヒョンの正体も兄貴だったのである。YASUからの追及に兄貴は「オマエを一番にしたかったんだ。永遠にしたかったんだ」とつぶやく。YASUは兄貴の本当の気持ち知ることに。YASUは目に涙を浮かべ「俺がバカだったんだ,ホムペした俺が‥‥」といいタダでもらったADSLモデムを窓から投げ捨てるのであった。最後に二人だけのオフ会を開いて,いちおうめでたしめでたし。