2003-12-02 悪魔の公開メール
○○○○さんへ←訳あって伏せ字を強化しています(なぞ)。
結婚したいというか私生活でお困りのようですね。私の主観ですが駅前便所や公園でヨコ漏れしているパパたちの2割ほどは既婚者です(便所系でも屋外系でもない人はどうだか知りませんが)。だから仮に電撃入籍なんてことになっても私は驚かないし,とても喜ばしいことだと思います。ただ某相談室のこの手の相談を見ると,決まって既婚者は悪者であるかのように扱われています。虹色業界人は視野が狭いというか価値観を画一したがるというか,「自分が大切にしたいものはみんなも大切にしたいはず」という思い込み,ワガママから抜け出せないのです(←けっこう毒)。
未婚のパパと既婚のパパ,どちらが幸せなのでしょうか。私は「既婚のパパの方が幸せ」と断言できます。なぜそう言い切れるのか。5年ほど前にタイに移住した未婚のGパパ(当時47歳)は,以前こんなことを言っていました。
「けっきょく友達は他人でしかない。40歳すぎると急に寂しくなるんだよ」
私がなぜここまでパパの本音を聞き出すことができたのか,自分には分かりません。パパの話によれば,若い頃は独りでも生きていけると思っていたそうです。でも30代後半から徐々に不安感が強まり,40代からはとても辛くなるのだそうです。もちろん個人差があるので未婚のみんながみんな惨めかどうかは分かりません。翻って既婚のパパはたいてい幸せそうです。ある日こんなことがありました。駅前便所にて某Nパパの携帯電話に電話が掛かってきたのです。どうやら子どもから今日,晩ご飯を食べるのか食べないのか訊かれているらしい。電話を終えたパパは「もう帰らないといけないから,またあしたね」なんて言い残して駅前便所から去っていったのです。私もこのときばかりはパパの行動に驚きました。ある意味,華麗すぎて。既婚パパの世渡り上手な話はまだまだあります。
話がだいぶ偏ってしまいました(ふめい)。とにかく人生というもの,なるようにしかならないものなのです(←これを言ったらおしまいかも)。もし心を揺さぶられる出来事があったなら,いっそ流されてみるのも新しい世界が開けるというものでしょう。いままで直感や本能で行動して物事がうまく進んだなら,自分の感覚を信じてもよいでしょう。逆に直感で行動して失敗した経験があるのなら,あんまり自分の感覚を過信しない方がよいでしょう。
↑公開メールということになっていますが事実上,私の妄言なのであまり気にしないでください。