2004-05-16  2004年東京大調査3日目―最終日は美術館ざんまい―

――つづき。やや長めになってしまいました。

前日,早く床についたせいか朝6時に目が醒めてしまいました。「早く起きすぎたかな」と思いましたが,目覚めが良かったので二度寝はしないことにしました。 朝食バイキングは7時半からだそうで,まだ時間がありました。私はそれまでに身支度を済ませてしまいました。朝食を済ませチェックアウトしたのは8時すぎだったかな。朝の新宿駅は閑散としていました。

3日目は最終日です。「岡本太郎記念館」に行くつもりだったので,新宿駅から渋谷駅まで山手線で移動し,そこから地図と睨めっこしながら徒歩で岡本太郎記念館を目指しました。途中「表参道」を歩いたのだが,緑が多くて景観の良い地域だなと思いました。建物が芸術的というか凝ったものが多かったですし,道端にゴミがほとんど落ちていなかったので,すごく手入れが行き届いている印象を受けたのです。

数十分間歩いて岡本太郎記念館に到着したのは9時半のことでした。岡本太郎記念館の開館時刻は10時なので,早く着きすぎてしまいました。なんでも近くに「根津美術館」という施設もあるそうです。そちらの開館時刻は9時半だったので,予定外でしたが根津美術館に立ち寄ることにしました。

根津美術館の素直な感想は「消費されず消滅もしなかった作品は幸せね」と思っただけでした。私に教養がないせいでしょうけれど(漢文も読めませんし),美術品としての価値は分かりませんでした。

岡本太郎記念館は,実家をそのまま記念館にしたらしく見た目は大きめの民家でした。民家なので,建物の中は廊下と小部屋で分けられており,そこらじゅうに作品が展示されていました。1970年の万国博覧会会場に建設された「太陽の搭」の模型(高さ1mくらい)も置いてありましたよ。岡本太郎記念館はちょっとした異次元空間でした。かなりおすすめです。

岡本太郎記念館を後にし,今度は「東京国立博物館」へ行くことにしました。土器と絵巻が観たかったのです。国立博物館は上野駅の近くにあるらしい。私は渋谷駅から一旦,新宿駅に戻り,新宿駅から中央線で神田駅まで移動し,山手線で神田駅から上野駅に行きました。またまた「橙色の憎い電車」に乗ってしまったのです(なぞ)。

上野駅に着いてみたら,なんだか人が多い気がしました。博物館へ行くには「公園口」という改札から出るとよいらしい。公園口に近付くにつれて「人が多い」じゃなくて「足の踏み場もないくらい人だらけ」だということに気づきました。

つづく――