2004-06-23 肌色ビデオ感想録―G∀M∃S B○dy F∃∃ls―
こんばんは,昨晩,市内某ルミ○ールで「G∀M∃S B○dy F∃∃ls」を購入しました。さまざまな困難が立ちはだかりましたが(なぞ),がんばって観たので感想をお話します。
諸情報
- 媒体:DVD-ROM(DVD-Rではない)
- 形式:MPEG-2 720x480 (NTSC) (NTSC 525/60) (4:3)
作品の構成
- 場面1:橋脚の下にてお一人で
- 場面2:ホテルの一室にてお二人で
- 場面3:スタッフにされるがままに
- 場面4:ジャグジーにて3人で
- 場面5:スタッフにされるがままに
- 場面6:Yuichiクン下着ショー
- 場面7:バックナンバーの紹介
※主役のYuichiクンが登場するのは場面1~2,場面5~6です。
わき役の選択を誤っている
場面1は河原に座るYuichiクンのアップから始まります。Yuichiクンは歩き出し,コンクリートの橋脚を背にして立ち止まります。そしてしばらくあたりを見渡した後,唐突にお一人で始めてしまいます。場面1はつなぎ方がやや芸術的であり,好感の持てる演出でした。無論,「ちょっとカメラを引きすぎかな」とか逆に「全体を見せたいわりに寄りすぎかな」と思った場面もありましたが,感性の相違の範疇でしょう。悪くありません。
私が気になったのは「時間が長すぎる」ことでした。とくに場面2と場面5は長すぎて飽きるほどでした。場面2は見せ場だったのでしょうけれど,単調すぎて面白くありませんでした。どうも刺激が足りないのです。二人ではなくて三人でお励みになった方が,Yuichiクンの魅力を引き出せたのではないでしょうか。Yuichiクンの報酬が高額すぎて,ほかの人を出せなかったのでしょうか。
さて,この作品は失敗だと思います。何がいけないのか,それは「わき役」です。わき役の選択を誤っているのです。場面2のわき役さんはYuichiクンと差がありすぎて,ひどく均整を欠いているのです。意図的に均整を崩すのも作風としてはありでしょうけれど,私には好ましく見えませんでした。作品は主役だけでは成立しないのですね。古い話になりますが「爆裂ア○○4」のわき役もいまいちで,雄太さんの魅力を台無しにしていました。主役を生かすも殺すもわき役次第だと,肝に銘じていただきたいものです(←なにを偉そうに)。
Yuichiクン自身は決して悪くありません。どんな光でもそれなりに見栄えのする方です。時折「このワタシがいちばんウツクシイ」というニオイが漂ってくる気がして,やや鼻につきましたが許容範囲内です。お顔は撮影する角度をかなり選ぶらしく,やたらとローアングルが目立ちましたが許容範囲内です(←ほめているのやら,けなしているのやら)。
映像品質に問題がありすぎる
最初に書きたかったことなのですが,後回しにしました。
この作品の映像品質は最低です。映像・音声の欠けや荒れが目立ち,非常に見苦しい仕上がりになっています(こういう現象を「ドロップアウト」と言うのだと思います)。編集に携わった人は「頭を抱えた」のではないでしょうか。このビデオ屋さんの作品を数年来に渡り鑑賞してきましたが,ここまで映像品質が悪いのは始めてです。
私は劣化の原因を推測しなければならず,鑑賞どころではありませんでした(ふめい)。「DVテープに記録する段階で情報劣化したのだろうか」とか「断片化の進んだHDDで取り込みしたのが原因なのだろか。でもいまのPCでまさかそんなはずが」なんて。もちろん当事者ではないので,原因は不明のままでした(いちばん「ふめい」なのは,そんな私の奇行かもしれません)。
ひとつ確実なのは,過去の作品では発生していなかった現象だということです。機材が劣化しているのかもしれません。DVカメラが寿命を迎えているのかもしれません。この手のビデオ屋さんは,業務用ではなくて家庭用(ないしセミプロ用)の機材を使っているはずです。業務用の機材は使用時間に応じて部品を交換し性能を維持するらしいのですが,家庭用は使いっぱなしになりがちです。仮にそうだとしたら,半ば壊れたカメラで撮影していてもおかしくないのです。
バーチャルデート VOL.2はどうなる
私が「B○dy F∃∃ls」を鑑賞したのは,次回作の「バーチャルデート VOL.2 ~Yuichi編~」を先行調査するためでした。「B○dy F∃∃ls」の様子から察すると,「バーチャルデート VOL.2」にはとんでもない罠がありそうです。同時期に同じ環境で撮影している可能性が高く,私は怖くて手が出せません。どなたかお試しになった人がいましたら,10秒間に何回ドロップアウトしているか教えてください(毒)。
☆バックナンバーのようなものは「yumi-ii/homupe 肌色ビデオ感想録」にあります。