2004-10-12  公衆便所は危険な香り

※2004年7月の調査報告です。

某日,市内某公衆便所を調査してきました。そこは閑静な住宅街の緑地に併設された便所でして,深夜になると虹色業界人が集まるのです。私は便所のちょうど正面にあるベンチに腰掛け,調査を始めました。便所に出入りする人を観察することにしたのです。

私はある人物の行動にイライラしていました。30代後半くらいでしょうか,小柄でスーツ姿でした。その人は便所に出たり入ったり,まったくもって落ち着きがなかったのです。

私は「アナタ,いい年して何を期待しているの?」と思いました。「ああん,もう違う。この便所は出入りしてちゃだめなの。便器にベタっと張り付いていればいいの。ここはそういう場所なの」って手取り足取り教えてあげたくなりました。もちろんそんな迷惑な助言など,するはずがありません。「おさんぽに不慣れな人だったら,勝手が分からなくても仕方ないか」と思いその日は帰ることにしました。

帰宅後,某サイトの掲示板を物色していたところ,奇妙な投稿を見つけました。さっき調査した便所で,K察官から職務質問された人がいるというのです。「危ないからみんな気をつけて」という警告文が掲載されていたのです。私は「あの落ち着きのなかった人がK察官?まさか」と考えながら,ネスカフェ・ゴールドブレンドを啜りました(なぞ)。そして「あの便所で何かあったのだろうか。もっと調査を強化しなければならないな」と次回,調査への意欲を沸き立てたのでした。