2005-05-25  BRAUN Oral-B(ブラウン・オーラルB)プロフェッショナルホワイト使ってみました

「プロフェッショナルホワイト」とは,ブラウンの電動歯ブラシの替えブラシです。なんでも着色汚れを落として,白い歯に磨き上げることができるそうです。春頃から店頭に並んでいることは知っていたのですが,あまり効果がなさそうに見えたので試していませんでした。

今日,「フレキシソフト4本入り」を買ってみたら(普通の買えブラシはフレキシソフトという名前なのです),おまけで「プロフェッショナルホワイト」が1本入っていました。自宅にてさっそく試してみたので,気になる効果をお話します。結論を言うと,予想どおりあまり効果がありませんでした。

プロフェッショナルホワイトの特徴

プロフェッショナルホワイトはフレキシソフトとどう違うのでしょうか。まずブラシヘッドが真円ではなく楕円形です。

ブラシヘッドの中心には「ポリッシングカップ」という樹脂で出来た円筒形の突起物が付いています。たぶん歯医者さんで,着色汚れを落としてもらうときに使うラバーカップと同じだと思います。ポリッシングカップは柔らかく,指で触るとふにゃふにゃしています。

ポリッシングカップの周りには,楕円形にブラシが配置されています。ブラシの素材はフレキシソフトと同じです。ポリッシングカップとブラシで着色汚れを落とす作戦のようです。

フレキシソフトとプロフェッショナルホワイト

<画像の説明>左がフレキシソフト,右がプロフェッショナルホワイトです。

使ってみたら

私は前歯部の着色汚れをいつも気にしています。上顎・下顎の前歯部を磨いてみることにしました。歯磨き粉にはサンギの「アパガード」を使ってみました。

磨いてみて驚きました。謳い文句のポリッシングカップがどうも役に立たないのです。ポリッシングカップが歯に接触するのは,交合面(噛み合わせの面)を磨いたときだけです。 ブラシが邪魔をして歯の側面にはまったく届かないのです。

上顎32|23の歯はポリッシングカップで包み込むように磨くことができましたが,フレキシソフトでも磨きやすい場所なのであまり意味がないと思いました。

下顎の頬側(唇側)にはブラシがよく当りました。フレキシソフトよりも着色汚れに有効なようです。

困ったことに歯の裏側(舌側)はまるで磨くことができませんでした。歯の裏側を磨くには,歯に対してブラシヘッドを垂直に当てないといけないのですが,ブラシヘッドの先端はブラシの密度が低いし,毛が長くなっているからうまく当らなかったのです。

磨き終えてみると下顎の頬側の歯はやや明るくなりましたが,ほかは変化がありませんでした。上顎の頬側はフレキシソフトでも十分に磨けるので,プロフェッショナルホワイトの出番はありませんでした。

ここがマズイ

使ってみてまずマズイと思ったのは,ブラシが動く速さです。速すぎます。着色汚れを落とすときには,歯磨き粉が必要です。ブラシが速く動くものだから,歯磨き粉が飛び散ってしまうのです。電動歯ブラシは元々,着色汚れ落しの道具ではないので仕方がないのでしょう。

つぎにブラシが邪魔です。ポリッシングカップだけでも良さそうな気がするのですが,ブラシをくっつけないとだめだったのでしょうか。

それとプロフェッショナルホワイトのほかにも,「フレキシソフト・ブライトグローサリー」というホワイトニング用のブラシが存在しています。商品の住み分けってどうなっているのでしょうか。商品展開が分かりにくいと思いました。

まとめ

プロフェッショナルホワイトという名前ほどの効果は確認できませんでした。たぶん子ども用の小さな歯ブラシを使って,時間を掛けて手で磨いた方が美白効果は高いと思います。 もっとも,私が扱いに慣れていないだけかもしれません。今後,思わぬ効果を発見したら続報をお伝えしようと思います。