2005-07-07 ソニーHDR-HC1触ってきました
本日,市内家電量販店でソニーのHDR-HC1を触ってきました。HDR-HC1は業界初のパパ・ママ向けのデジタルハイビジョンビデオカメラなのです。
久しぶりにソニーらしい製品ということもあってか,店内での展示にも熱が入っていました。さっそく触ってきたので感想をお話します。
人だかりができていた
私が家電量販店に行ったのは夕刻のことでした。ビデオカメラ売場には,ちょっとした人だかりができていました。
店内には液晶テレビが2台設置されおり,HDR-HC1(ハイビジョンカメラ)と標準テレビ方式のデジタルビデオカメラの撮影映像を比べられるようになっていました。
比べてみるとHDR-HC1の映像は確かに高精細だったのですが,液晶テレビが19V型だったせいか,圧倒的な解像感は感じられませんでした(大画面で見ると違いがはっきりするそうです)。またテレ側でノイズが目立つようでした。
使ってみた感想
手に持ってみてまず思ったのだが,ここ数年の家庭向けソニーDVカメラの流れを踏襲していました。かなりのコストダウンを図ったようなのです。カメラ本体には,ボタンらしいボタンがありませんでした。ほとんどの諸設定はタッチパネルで操作するのです。
使い勝手は廉価版のDVカメラとまったく同じでした。ファインダの画質は最悪でした。DVカセットの出し入れ口は下部にあり,三脚に載せたままカセットを交換できないそうです。
気になる絵作りですが,繋がっていたのが19V型の液晶テレビだったのと,適当な肌色被写体がなかったものでよく分かりませんでした。
あまり売る気がないらしい
冒頭で「人だかりができていた」とお話しました。集まっていた人はほとんどが年配の男性でした。お年よりたちは店員にあれこれ質問していたのだが,店員の対応にちょっと呆れました。
「まだ早い」だとか「DVDには記録できない」だとか,そんな話ばかりだったのです。どうして「お孫さんが喜びますよ」とそそのかさないのでしょうか。まったくもって売る気が感じられなかったのです。
たしかにハンビジョン映像を満足に運用する環境はまだ未整備なのですが,旬の被写体を抱えている人はカメラだけさっさと買った方がいいと思います。うかうかしていると被写体が老いてしまうのです。この手の映像製品はまず被写体ありきなのです。
【追記 10 JUL 2005】 ごめんなさい,本文中に「19V型の液晶テレビ」という表記がありますが,もしかしたら22V型の間違いかもしれません。