2005-12-25  あかるい海水浴1

※遅れ馳せながら2005年7月の調査記録です。

某日,小熊と海水浴に行ってきました。

小熊に誘われて

午前10時,小熊から電話がありました。小熊は「天気がいいから海に行こう」と誘ってきたのです。私は「それじゃ,これからすぐにでも参りましょう。美香さん(ふめい)」と返事をしました。

私は小熊と市内某所で待ち合わせしました。その日の行き先は虹色業界人たちが大勢,集まると言われている某海水浴場でした。

虹色業界人たちがごろごろ

現地に到着したのは,正午のことでした。

小熊と歩きながら「どこなんだろうね」と話をしていたら,浜のずっと奥に怪しい人影を見つけました。あの群れがそうに違いありません。私と小熊は,群集を目指して歩き始めました。

私たちは集落の真ん中まで進むと歩みを止めました。そしてその場に敷物を敷いて日光浴をはじめました。私の性格がとくにそうなのですが,いつも真ん中にいないと気が済まないのです。

寝そべりながら「大勢,来ているね」などと話をしていたら,目の前を40代の少女が通り過ぎていきました。少女は鮮やかな黄色のシャツを着ていました。ありがちな子ども服愛用者のようでした。少女はしばらくうろついたのち,私たちの後方に陣地を構えました。

私は少女から目が離せなくなっていました。少女は着替えるために腰にタオルをあてがっていたのだが,どうにもそれが小学校の水泳の授業で使うような,スカート状のタオルに見えたのです。しかもきれいなピンクの線が入った,可愛らしいお色だったのです。

少女は着替えを終えると,白の競泳パンツ姿に変身していました。 どうやら少女は,ありがちな競泳パンツ中毒患者のようでした。常連さんなのでしょうか。全身が真っ黒に日やけしておりまた角刈りだったため,かなり出来上がっているご様子でした。

あの人公園で見たことあるよ

時刻は16時をすぎました。お日様が弱くなってきたので,帰ることにしました。

駐車場にて,私は一台のドイツ車を発見しました。「潮風が吹いているようなところに高級車で来るような人いるんだね」と小熊に話しかけてみたら,小熊は慌てた様子で「あの車××公園で見たことあるよ」と言い出しました。

「だれが持ち主なのか確かめてみよう」ということになり,その場で張り込むことにしました。間もなくしてさっきの白パンさんが現れました。持ち主は白パンさんだったのです。

白パンさんは公園でどんな有り様だったのでしょうか。小熊が言うには,「サササっと草むらに入っていって,いきなりおさかん行為をしていた。あの人ってだれでもいいみたい」だったのだそうです。白パンさんはおさかん中毒患者でもあったのですね。さすが私が一目置いただけのことはあります(なぞ)。

帰り道,某ラーメン店に立ち寄りました。小熊は白パンさんのドイツ車がよほど気に障ったらしく,ラーメンを食べながら「あの車ぜったい中古だと思う。大して高くないはず」などとしきりに文句を言っていました。

小熊はすこぶるブランド品に弱かったのです。小熊のくせに(再三なぞ)。

※「あかるい海水浴2」につづく。