2006-03-14  ナショナル デンタルビートプチ EW176Pの感想

いま歯の治療をしているので,仮の詰め物が入っています。詰め物が邪魔をして,歯間にデンタルフロスが通らなくなってしまいました。仕方がないのでデンタルビートプチを使うことにしました。⇒商品サイト1商品サイト2

デンタルビートプチとは

携帯型のいわゆる「ウォーターピック」です。加圧した水をノズルから勢いよく出すことで,歯の間や歯肉と歯の境目を洗浄する道具です。本体は筒状で,伸び縮みする水槽と一体になっています。単三型乾電池2本で動きます。

私は2001年ごろにデンタルビートプチを購入しました。最近は店頭で見掛けない気がします。

使ってみると

デンタルビートプチの話の前に,まずウォーターピックがどれほど手ごわい道具であるか知らなければいけません。ウォーターピックの特徴を箇条書きにします。

  • 初めて使ったときはノズルの向きを操るのが難しい。あちらこちらに水が飛び散ってしまい,慣れるまで洗面所が水浸しになる
  • 歯と歯の間の入ってはいけない場所に水が浸入してくる気がしてドキっとする
  • 取り除けるのは食べかすだけ。こびりついた歯垢は落ちない

デンタルビートプチの特徴はウォーターピックと同じですが,携帯型であるが故に使い勝手は悪くなっています。デンタルビートプチを使って気づいたことを箇条書きにします。

  • 水槽の容量が小さいので,思ったよりも早く水がなくなってしまう
  • すぐに電池がなくなってしまう(1週間も持たなかったはず)
  • 本体が太いので持ちにくい
  • 水圧を調節できない

ついでに私だけかもしれませんが,使っているうちに水槽の蓋が取れてしまいました。たぶん強度が足りないのだと思います。

うまく使うコツ

デンタルビートプチは欠点だらけで,お世辞にも他人に勧められるような製品ではありません。でもひとつだけ他を圧倒する利点があります。それは本体が小さいことです。置き場所に困らないことです。「普段は使わないけれど,歯の治療をしていて普段の歯磨きができない」なんてときはかなり役に立つのです。

デンタルビートプチを上手に使うコツは,欲張ってすべての歯を洗浄しようと思わないことです。すべての歯の表と裏を洗浄するためには,たぶん4回くらい給水しなおさなければいけません。かなり面倒です。歯の一部分に使うのなら,水槽が小さくてもなんとかなります。