2006-07-06  パパの体臭を100文字以内で説明してください

市内某スポーツクラブにて,上半身の筋トレの真似をしてきました。

今日のスポーツクラブは閑散としていたのですが,ラットマシンだけがどうも空きませんでした。「だれが使っているのかな」と思って覗いてみたら,いつもの香山リカ似の女(以下,香山先生)でした。今日の香山先生は,刑務所から脱獄でもしてきたのでしょうか。縞模様のシャツを着ていました。

さて,以下はマシンジムからロッカー室に戻るときのお話です。私は階段付近で「いい匂い」が漂っていることに気付きました。目の前にいるパパの体臭のようでした。

私は,○○○○たん(本人の名誉のためいちおう伏せ字にしました)が以前,話していたことを思い出しました。なんでも○○○○たんは匂いが大好きなのだそうです。もし○○○○たんがこの場にいたら,パパの体臭を満喫したに違いありません。

「○○○○たんの代わりに,いまパパの体臭を嗅げるのは私だけ。思いっきり吸い込んで感想文を書かなければ」と思いました(ふめい)。すばやくパパの背後に忍び寄って,「クンクン」することにしたのです。もちろん,「クンクン」なんて音を立てたら,パパに不審がられてしまいますよね。こっそりと,それでいてじっくり嗅いできました。

ロッカー室にて,パパの体臭の感想を考えることにしました。ところが,どうでしょうか。私は香を説明する語彙を持ち合わせていないことに気付きました。クンクンするまでは良かったのだが,伝える術を知らなかったのです。

そしてさらに閃きました(←デンパを受信したのかもしれません)。M・グラッドウェル著の“第1感 「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい”という本の内容を思い出したのです。この本の中で,味覚を的確に説明するためにはかなりの訓練が必要で,素人がそれをするのは不可能という話が載っていました。「匂いも同じなんだな」と思いました。

今日,私はパパの体臭を100文字以内で説明できる人間になりたいと思いました(←どこまで本気なのやら)。