2007-01-11 アルゴリズム株取引の準備―その2―
その後,上田センセイ考案手法の実装に成功しました。
前回のおさらい
- 某日,上田太一郎センセイの「データマイニング実践集」という本を読んだ
- センセイが言うには「相関係数0.98法」というものを使うと儲かりそうな株が分かるらしい
- 過去の株価データを元に相関係数0.98法を実装してみた。銘柄の選出に成功
今回やったこと
- 銘柄の選出のほかに,推奨する買値,売値(利益3%,5%)を算出するようにした
- 自動データ更新に対応した。常に最新の株価データを分析できるようにした
- 出力形式に「HTMLファイル」を追加した。前回はSQLの生の出力結果のみだった
というわけで,実用的な機能はだいたい載せ終わりました。作ってみると,株のデータってそんなに規模が大きくないことに気づきました。現在の設計でも過去5年間くらいのデータなら余裕で分析できると思います。
⇒大きな画像<画像の説明>開発環境の画面です。仕様上,推奨しない銘柄の買値や売値も算出しています。「注文」ってボタンはいまのところただの飾りです。そのうちネット証券に接続するかもしれません。
今日の結果
それでは,気になる今日の結果をお話しますよ。「買ってもよい」とされる銘柄は「4553 東和薬品(株)」のみでした。「7862 トッパン・フォームズ(株)」も射程圏内に入ったものの,買い条件には僅かに届きませんでした。あと5円下がったら買えたんですけどね。どっちにしろ買いませんが。お金もないことだし(ふめい)。
これから挑戦したいこと
- 過去の株価データを元に,本当に使い物になるのか検証する
- 評価方法を複数実装して多数決を取るようにする
- 膠着状態に陥った銘柄の損切り条件を考える。買ってから売る(売れる値段になる)までの平均期間を求め,平均期間の2倍を過ぎてしまったら問答無用で売るとか