2007-05-09  アルゴリズム株取引の実際―その4―

アルゴリズム株取引,3銘柄の事例をご紹介します。今回の報告分から新システムを使った取引です。新システムと旧システムとの違いは作業の速さです。銘柄を抽出する原理は同じです。新システムでは銘柄を探して,買い注文を出すまで最短で1分程度の作業時間が掛かります。

利益は労力に見合った額でなければなりません。私の場合,いまのところ極小額の取引しかしていませんので,銘柄選びに時間を掛けていてはだめなのです。コストは最小にすべきです。良い銘柄を手早く買えるように,これからも作業手順とコンピュータ・システムを改良していきます。

9621:(株)建設技術研究所

9621:(株)建設技術研究所
  • 2007年4月3日に848円で100株買付け
  • 2007年4月9日に866円で100株売却(利益2.1%)

この時期,アルゴリズム取引の買い条件を満たす銘柄が存在しませんでした。お金を遊ばせておくのはもったいない気がしたので,推奨度が劣る銘柄を買って,利益2%で売り注文を出してみることにしました。わりと短期間で売買が終わりました。

6319:(株)シンニッタン

6319:(株)シンニッタン
  • 2007年4月9日午前9時10分に725円で100株買付け
  • 2007年4月9日午前10時0分に741円で100株売却(利益2.2%)

株の保有期間はわずか1時間弱でした。朝買ってその日のうちに売ってしまうという,デイトレードになりました。

9448:(株)インボイス

9448:(株)インボイス
  • 2007年4月12日に5,720円で15株買付け
  • 2007年4月16日に5,520円で14株ナンピン買い
  • 2007年5月7日に5,910円で29株売却(利益5.09%)

利益は出ましたが,この取引は失敗でした。ナンピン後も価格の下落に歯止めが掛からず,どうなることかと思いました。この会社はいわゆる「新興銘柄」です。何を材料に値段がついているのか良く分からない。新興銘柄はコンピュータの予想に乗りにくいようです。逃げ切れたのでもうどうでも良いといえば,どうでも良いのですけれどね。