2007-05-20  某地下サウナ―調査員絶体絶命・ワニワニパニック―

秘境「パパの湯」の続報です。前回の報告では「パパの湯」が神経障害に効くらしい,というお話をしました。私はあれから顔の整形手術の後遺症を癒すため,パパの湯に通うようになりました。もちろん,「温泉療法が目的です」なんて,ただの口実なのですが(なぞ)。

思わぬ攻撃

ある日の出来事です。その日も私は,パパの湯に出向いていました。併設されているサウナの中では,相変わらずパパたちがお戯れになっていました。パパたちの行動はかなり派手でしたが,こちらに手が伸びてくることはほとんどありませんでした。「実害がないならいいか」と思って,私はあまり気にしていませんでした。

ところがです。そのときサウナはかなり混雑していました。狭いサウナに(私を含めて)大人が6人も,かなり窮屈でした。

ちょうど私の四方をパパたちが囲んでいたのだが,前に座っているパパが急に振り返り攻撃をはじめたのです。するとどうでしょう。両隣のパパからも,左右の斜めに座っているパパからも手が伸びてきたではありませんか。いわゆるアイドル状態だったのです。

パパとワニワニパニック

私はパパたちからの攻撃を,阻止しなければなりませんでした。

つぎつぎ伸びてくる手を押さえつけているうちに,「もぐら叩き」というか「ワニワニパニック」(←どちらも似たようなものですが)のような状態になってしまいました。さすがに「このままでは生命に危険が(びっくりマーク)」と思い,サウナから脱出することにしました。ところが出入り口にパパが立っていて,なんと出られなくなっているではありませんか。絶体絶命だったのです。

このままでは溶かされてしまいます。私はパパに道を譲ってもらいサウナから脱出しました。しばらく水風呂に入って体温が落ち着いてからサウナを覗き込んでみたのだが,パパたちが4人でお励みになっていました。まさに地獄絵図だったのです。

パパの湯の正体

ときとして,パパの湯は私たちに牙を剥くことがあります。油断しているとあの病気に感染してしまうことでしょう。ところで,パパの湯の正体はリビド(<ラテン>libido)にほかなりません。パパの湯はパパたちの○衝動が具現化したものなのです。

想像するだけで気持ち悪いというか,物凄く汚い気がします。実際,あのお湯は衛生基準を満たしていないと思います。しかし毒をもって毒を制すとでも言うのか,強力であるがゆえに美肌に効果があったり,厄介な神経障害にも効果があったりするわけです。本当にそうなのかは置いておいて(ふめい)。

まだまだパパの湯を調査する必要がありそうですね。じつは私は,パパたちの本音を聞き出すことに成功しています。そのお話はまたいつか。