2010-06-20 小熊のコンビニ店員―ビール券でドキッ―
私は小熊が大好きです。
おっと,申し遅れましたね。私は自称,小熊の飼育係です。あの丸っこい生き物を見掛けると,つい手が出てしまうのです。悪趣味な気がして自分でもたまに嫌になるのですが,こればかりはどうにもなりません。
さて,今回は近所のコンビニでの出来事をお話しましょう。
小熊店員との出会い
昨晩,私は近くのコンビニへお酒を買いに行きました。最近,新しくできたお店なんですよね。
私ね,店に入って「あらま」と思いました。店員がなんと若い小熊だったのです。「このお店にこんな子がいたんだ」なんて思って,少しときめいてしまいました。
小熊は一人で店を任されていたらしく,ほかに店員の姿はありませんでした(別の場所で待機していたのかもしれませんが)。小熊はお弁当を並べていたのだが,同時にレジに来たお客さんの相手もしなければならず,顔をキョロキョロ・キョロキョロさせていました。
その姿がとても可愛かったのです。
ビール券でドキッ
私は,買う物を最初から決めていたので,買い物篭を手にしたらさっさと冷蔵庫へ向かい,すぐさまレジへ。
小熊は私がお会計することを察知し,こちらへ小走りしてきました。小熊のくせにね(なぞ)。小熊系の人ってたいてい動作が鈍いのですが,この子はまだ若いからなのか,とても素早かったのです。
さて,商品のバーコードをスキャンするまでは良かったのだが,私が支払いにビール券を出したがために,小熊はその場で固まってしまいました。どうやら,過去にビール券を扱ったことがなかったようなのです。
小熊は「うーん,うーん」と悩み始めました。
私ね,そのとき琴線に触れたんですよ。なぜなら,私は小熊を困らせたり軽く(あくまで「軽く」ですが)苦しめたりするのが好きなのです。
「クマちゃん困っちゃったね」と,ついニヤニヤしてしまったのです。
そのうち,別のお客さんがレジに並んでしまい,小熊は最大のピンチを迎えました。
次回の飼育
小熊に救いの手を差し伸べたのは,意外にもこの私でした。
「商品券のボタンを押してから,ビール券の裏にあるバーコードをスキャンすれば入金の金額に入るはずだよ」と,教えてあげたのです。私は過去に,コンビニのアルバイトをしていたことがあったので,ビール券の扱い方を知っていたのです。
しかし,小熊はすっかり焦ってしまっていたのか,金額を手動で入力しようとしていました。「ビール券の金額っていくらなんだろう」と小熊は漏らしたので,私は「券の隅っこに書いてあるのが金額だよ」と指差してみました。
そのときです。小熊は,すべての苦しみから開放されたかのような表情を浮かべました。
小熊のポンキッキが開いた瞬間が,そこにはあったのです(←このネタいい加減にしつこいのかも)。
私は,さらにニヤリとしてしまいました。やっぱり小熊は可愛いと思ったのです。同時に「つぎはどんな試練を用意してやろうか」などと,気が早いのですが次回の飼育に思いを馳せたのです。