2012-10-18 DELL T1500に3TBのHDDを増設
Dell Precision T1500に3台目のHDDを増設しました。機種は,ST3000DM001(3TB,7200rpm,64MBキャッシュ)です。
価格は,9,480円(税込)でした。昨年は,タイ国の洪水被害のためHDDの部品供給が滞り,製品価格が高くなっていたのですが,最近になって価格が戻ってきた(安くなってきた)ようです。
5インチベイに設置
DELL T1500には,HDDベイが2か所あります。すでに両方のHDDベイが埋まっているため,新しいHDDを,5インチベイに設置することにしました。
T1500の5インチベイを調べてみたら,形状が少し特殊でした。片側は,レールになっていて,もう片側がネジ穴になっていたのです。
メーカー品のPCは,この手の罠が潜みがちですが,またしても,引っかかりました。
<画像の説明>DELL T1500の5インチベイ。
<画像の説明>5インチベイのレールの溝。
このレールは,おそらくDELL独自の規格だと思います。調達方法が不明でしたので,今回はレールによる固定は諦めて,ネジだけで固定することにしました。片側のみの固定ですので,不安定だと言えば不安定。
5インチベイにHDDを設置する際は,別途,HDD冷却ファンが必要かもしれません。そのまま置いたのでは,放熱が悪そうな気がするのです。
今回,設置したHDDはバックアップ用であり,1週間に1度しか稼働しません。普段,アクセスするドライブではないのです。
放熱が悪いと,ドライブの寿命が縮むと言われているのですが,使用頻度が低いという理由で,今回はこの問題を許容することにしました。
<画像の説明>5インチベイにHDDを設置。見た目は置いているだけのようですが,ちょっと浮いています。
<画像の説明>ネジ位置を拡大。
ATAPIコントローラの更新
HDDを接続したら, Windows 7(64bit版)を起動。
「コンピュータの管理」→「記憶域」→「ディスクの管理」を開いたら,パーティションテーブルの管理方法の選択を促すダイアログが表示されました。「MBR」か「GPT」のどちらかを選ぶのです。
このディスクは, 3TBの領域を分割せずに,ひとつのパーティションにして使いたかったので,GPT(GUID Partition Table)を選択しました。
ところが,容量が746.39GBしか認識されませんでした。3TBですので,2.8TBくらいに認識されるはずなのですが。
調べてみたら,ATAPIコントローラのドライバを更新すればよいんですね。
インテル(R) ラピッド・ストレージ・テクノロジーのサイトを開き,最新版のドライバをダウンロードします。
http://www.intel.com/p/ja_JP/support/highlights/chpsts/imsm
デバイスマネージャを開き,「IDE ATA/ATAPI コントローラー」→「Intel(R) 5 Series/3400 Series SATA AHCI Controller」のプロパティを開き,「ドライバー」タブを開きます。「ドライバーの更新」というボタンがあるので,これをクリック。自動検索ではなくて,手動で検索を選択してインストールします。
これで,容量の認識が正確になりました。
<画像>インストールしたドライバとバージョン。
気になる使い心地
バックアップ専用のHDDにしたので,速いのか遅いのかよく分かりません。たぶん,速いと思うんだけれどね。
最初は,「キューン」とか「カコ」っていう,動作音が気になったのですが,慣れてしまったのか,そのうち気にならなくなりました。