2012-12-11  NEC LaVie S LS170/HS6買いました―Windows 8 美しく、速く、なめらかに―

mixi出張所では,連日連夜,連呼しておりました。そろそろ落ち着いてきましたので,ホムペでもお話しましょう。

12月上旬に,Windows 8 Proを導入しました。

一時は,買うつもりではなかったのです。でも,よくよく考えて,Windows 8をまったく知らないというのは,業界人としてマズイのです。それから,後日お話しますが,2013年の行動指針を遂行するために必要になりました。

さて,PC本体は,新調することにしました。機種は,予告どおり,NEC LaVie S LS170/HS6にしました。本体の色は,最初は白にしようと思っていたのですが,黒にしました。

NEC LaVie S LS170/HS6B NEC LaVie S LS170/HS6B

お値段は,58,500円(税込)。最安値に近い金額で調達できました。

この機種に搭載されているOSは,Windows 7 Home Premium 64bitですが,Windows 8 Pro 64bitにアップグレードすることにしました。

Windows 7からWindows 8 Proへのアップグレード

NECが公開している情報どおりに作業しました。所要時間は,8時間くらいだったと思います。

「PCごときに,そんなに構っていられない」という方は,素直にWindows 8搭載のPCを選ぶか,そもそも関わらない方がいいと思います。

さて,アップグレードの手順は,面倒なだけで,ひとつひとつの作業は難しくありません。盲点は,準備しなければいけないメディアの数でした。

  • PC本体のリカバリメディア。DVD-R,4枚,またはBD-R,1枚
  • 導入ガイド(NECが配布しているアップグレードツールを収めたDVD)。 DVD-R,1枚
  • Windows 8のメディア。DVD-R,1枚

合計,6枚のDVD-Rメディアが必要でした。

私は,途中でDVD-Rが足りなくなってしまい,作業を中断して,ヨドバシカメラへ買いに行く事態になってしまいました。

使ってみた感想

PCの構成は,「Pentium B980 2.40GHz,8GB(4GB+4GB,4GBメモリ1枚は事後に増設),750GB HDD,Blu-rayドライブ,15.6型1366×768画素パネル」です。

LaVie S LS170/HS6と,Windows 8 Proの使い心地を少々。

まず,I/O性能が低い。ノートPCですので,当たり前なのかもしれませんが, HDDが遅いと思いました。HDDは,東芝MK7575GSXです。古い製品ではないのですが,バッファ容量8MB,5400回転のHDDなので,遅くても仕方がないのかもしれません。

つぎに,パネルの画質がいまいち。たぶん,TNパネルだからだと思うのですが,視野角が狭いです。色は,赤色の発色が悪いみたいで,気になります。

Windows 8のメトロUIの操作。このノートPCのパネルは,タッチパネルではありません。タッチパッド(NXパッド)を使うとき,指2本でスクロールすると,マウスポインタの位置を固定しながら,タイルを移動させることができます。タッチパネルで画面を操作するのと,同じ効果が得られます。

この操作を知らないと,何をするにも,マウスポインタの移動量が多くなりすぎます。イライラしてきます。

タッチパッドを搭載した製品は,たぶん,どれも同じだと思います。「指2本で操作(びっくりマーク)」ですので,覚えておきましょう。

メモリは,4GB増設して8GB(4GB+4GB,デュアルチャネル動作)にしたのですが,定常時に消費しているメモリは,1.5GBくらいです。増設した効果は,なかったのかもしれません。

ただね,メモリって普段は使わなくても,Windows Updateなんかのときには,鬼のように消費することがあります。非常時に負けないためには,多めにしておいた方が幸せになれるのよね。ちなみに,増設した4GBメモリの価格は,1,580円でした。

<画像の説明>デスクトップ画面。国内メーカーにありがちなのですが,悪趣味なランチャーアプリが画面右に張り付いています。Windows 8のチャームバーと位置が被るので,操作性は最悪。近々,撤去する予定です。

ワイヤレスTVデジタルの正体

NECのノートPC特有の話です。

テレビ機能付きのNECのノートPCは,ワイヤレスのテレビ・チューナを採用しています。「ワイヤレスTVデジタル」という名前です。

私,ワイヤレスTVデジタルがどういうものなのか,とっても興味がありました。

正体は,Wi-Fi機能の付いた,デジタル放送のテレビ・チューナです。Wi-Fiですので,汎用の規格です。本体の見た目は,モデムに似ています。

取り扱い説明書を見て,初めて気づいたことなのですが,ワイヤレスTVデジタル単体で,映像を再エンコードできます。どうやら,ハードウェア・コーデックを搭載しているらしい。

ハードウェア・コーデックが使われるのは,視聴・録画のときだけではありません。PCで録画済みの映像を再エンコードするときにも,ワイヤレスTVデジタルのハードウェア・コーデックが使われます。

再エンコード処理のとき,PCは,映像データをワイヤレスTVデジタルへ送って,再圧縮されたデータを受け取っているようです。PCは,圧縮済みデータを,あちらからこちらへ移しているだけなのです。

この構成の利点は,非力なプロセッサでも,デジタル放送のデータを扱えることでしょう。

普通,映像の再エンコードなんていうと,CPUの使用率が100%になって,冷却ファンが猛スピードで回転して,轟音を立てながら処理する場面を想像しがちなのですが,そういう動作はしないのです。

とっても静か。

ただね,上位機種で,高速なプロセッサを搭載している機種では,動作が違うのかもしれません。

取扱説明書を見ると,インテルi5/i7プロセッサを搭載した機種では,再エンコードの仕様が違うようなことが書かれていました。もしかしたら,上位機種では,PCのプロセッサで再エンコードするのかもしれません。