2013-08-15  某地下サウナ,設定温度は16℃

某地下サウナとは,私がたびたび,「パパの湯」とご紹介している施設です。おもに中年のおじさんから,年配のパパたちが集まります。

以前もお話しましたが,パパの湯の設備は,若い子向けのばい菌部屋と比べて,羽振りが良いです。

数年前,休憩室2台のエアコンは新調され,新たに空気清浄機も設置されました。

設定温度は23℃

エアコンが新調された当初,設定温度は30℃にされていた記憶があります。

某日,パパの湯にお邪魔したときの出来事です。

休憩室が,なぜか,ひんやりしている気がしました。

(この施設は,ひとつの部屋に休憩用の椅子,脱衣場,ロッカーがあります。ひとまとめに「休憩室」と呼ぶことにします。)

私は,妙に涼しいことを気に掛けながらも,浴室へ向かいました。

ひととおり調査を終えて,浴室から休憩室へ戻ってきた時点では,とっても快適な空調に感じたので,私はそのまま,休憩室で新聞や雑誌を読んでいました。

ところが,体の火照りが静まってくると,なんだか寒い。

エアコンのリモコンは,そのへんに転がっていて,だれでも操作できるようになっていました。

エアコンの設定温度を見たら,23℃になっていました。

見渡すと,お客さんは,太目の人ばかりでした。その中のひとり(あるいはそれ以上?)が暑がりで,設定温度を低くしたのでしょう。

私は,こっそり26℃にしておきました。

設定温度は16℃

それから,数か月後,夏の夕刻,またまたパパの湯を訪ねました。

私は,休憩室に足を一歩,踏み入れて,気温が常套ではないことに気づきました。涼しすぎる気がしたの。

浴室から帰ってきて,「今日は一体,何度にされているのかしら(びっくりマーク)」と思って,エアコンの設定温度を見て,衝撃を受けました。

なんと,16℃にされていたのです。実際には,体感温度が16℃なんてことはなくて,20℃以上はありました。それでも,半裸の格好でいられるような気温ではありませんでした。

私は,呆れるよりも先に,「このエアコン,ここまで低い温度に設定できるものなのね」と感心しました。

その日のお客さんは,熊みたいな40代の子たち数人と,おじいちゃんたちでした。

室内機のフィルターが目詰まりしていたか,室外機の置かれている場所の気温が高すぎて,エアコンがまともに稼働していなかったのかもしれません。

熊たちは耐え切れず,設定温度を最低にしたのでしょう。

熊たちは暑がりなので,それで適温だったのかもしれません。でも,おじいちゃんにとっては気温が低すぎたと思います。おじいちゃんは,神経が鈍くなっていて,暑いのか寒いのか,分からないのかもしれません。

私は,ほどほどに涼んだら,設定温度をそのままにして,帰りました。

あの後,エアコンの機能が回復したのなら,気温はどんどん低くなっていって,おじいちゃんたちは,後日,肺炎を起こしてようやくお迎えが来たか,そのまま干物になってしまったかもしれません。