2013-08-24  中高年が情報機器を使いこなせない理由

某日,某パパ(60歳)と家電量販店へ行ってきました。携帯電話を見てきたのです。

パパの話を聞くと,パパは,携帯電話を買い替えたいとのこと。いま,パパが使っている機種は,PANTECHのPT002です。

この製品は,音が割れるし,使い難いし,良いところがひとつもないそうです。

私は,迷わずdocomoの「らくらくフォン」を勧めたのですが,パパは,らくらくフォンがお気に召さなかったようです。

なぜ,らくらくフォンではだめなのか,探りを入れてみました。はっきりと聞き出せたわけではありませんが,だいたい,以下の理由のようでした。

  • 年配者だと思われるのがイヤ
  • お友達からバ◎にされてしまいそう

私ね,重要なことに気づきました。

「この人,もしかしたら,まだオジサン扱いしてもらえると思っているのかもしれない」って。

60代は,オジサンではありません。オジイサンなのです。

私たちくらいの年代ですら,10代の子たちから見ればオジサンです。さらにその上の世代の人が,同じオジサンでいられるはずがありません。

私は,そのとき,中高年が情報機器を使いこなせないと言われている理由のひとつを,見つけた気がしました。

いい年して,若者が使う道具を持ちたがるんですよね。それなのに,ボタンが小さいだとか,画面が見難いだとか,操作が難しいだとか,あれこれ文句を言うわけです。

背伸びする理由は,若作りの一環らしいのです。

しかし,それでは,いつまで経っても情報機器を自在に使えるようにはならないのです。