2014-09-20 さよならdynabook
東芝、コンシューマ向けPC事業を縮小へ - 約900名の人員削減も予定
http://news.mynavi.jp/news/2014/09/18/548/
ソニーの「VAIO」が転んだかと思ったら,ついに東芝まで。つぎに躓くメーカーはどこでしょう。
――さて,知り合いのパパ(60代の子)が秋にPCを買い換えたいと言うので,先週から最近のPCを調査しています。東芝Dynabookからの買い替えなのです。
必要条件
- 予算は15万円
- 国内メーカー製でなければならない
- パネルの方式はIPSまたはVA。TNは避けたい
- パネルの大きさは15.6インチあたり
- パネル解像度は1366x768(FWXGA)から1920x1080(Full-HD)
- メモリは4GB以上。8GBが理想
- HDD容量は1TB以上
- プロセッサは,Intel製であれば種類を問わない
- 光学ドライブはBlu-rayまたはDVDマルチドライブどちらでも良い
私が使うものではないので,「この機能が必要だからこの機種」という選び方ではなくて,「この機能が劣っているから,この機種を選んではだめ」という,言ってみれば,消去法で選ぶ感じです。
あと,本人は,タッチパネル搭載機を希望しているのですが,タブレット型ならともかく,ノート型のタッチパネルは客寄せパンダ的な性格が強く,実用性に疑問があります。画面の大きさが15.6インチだとなおさら。
諦めるように説得しているのですが,頭ごなしに,「意味がない」と言うと角が立ちますので,「予算を超えてしまいますよ」と言うようにしています。
悪魔の囁きなのかもしれません。
2014-09-13 "ビデオ"アプリでの再生に最適な映像コーデック
Surface RT/Windows 8.1 RT情報です。もしかしたら,Intel版Windows(ごく普通のWindows)でも同じかもしれません。
映像コーデックがH.264の映像を再生したいときは,標準でインストールされている「ビデオ」アプリを使えばよいのですが,「ビデオ」アプリではインターレス映像がきれいに再生されません。
「720x480 60i」なんていう,ありふれた映像を再生すると,映像がクシ状に乱れてしまうのです。(どうして乱れてしまうのか,という説明は,ここでは省きます。)
私は久しく,「どうしたらいいのかな」なんて,考え続けていたのですが,先日,ようやく気づきました。
「720x480 60p」でエンコードしておけば良かったのですね。これで,「ビデオ」アプリでも,違和感なく再生されるようになります。インターレスからプログレッシブへの変換を,ビデオアプリの外へ出してしまうのがコツだったのです。
縦横サイズとフレームレートの考察
720x480 60i→720x480 60p:最良。ファイルサイズが極端に増大することもない
720x480 60i→720x360 60p:インターレスを解除するので,ケル係数を考慮して垂直方向(縦)の解像度を落としても良さそうである。解像度を低くした方が,ファイルサイズが小さくなることが期待できる。ところが,720x360 60pにしてもファイルサイズは,720x480 60pとほとんど変わらない。720x360だと,「Windowsメディアプレーヤ」で再生したとき,再生画面が小さくなってしまい映像ファイルの運用に問題が出る。720x480のままの方がよい
720x480 60i→720x480 30p:時間方向の分解能が半分になるので,動きが荒くなってしまう
NTSCテレビ放送→448×336 60p:映像ソースがNTSCテレビ放送の場合は,これで十分かもしれません。さらには,NTSCであっても,元がフィルム撮影のものは,30pでも十分かもしれません
サードパーティの再生ソフト
サードパーティの「CyberLink Power Media Player」というソフト(アプリ)を使えば,60iの映像も美しく再生できます。こちらは,H.264だけではなく,MPEG2の映像も再生できます。
さらには,再生映像の見たい箇所をピンチイン・ピンチアウト(二本指で拡大縮小)することも可能(びっくりマーク)。
調子に乗ると,タッチパネルがベトベトになってしまうのですが,ちょっと面白いのでお試しください。すぐに飽きますが(なぞ)。
»固定リンク »Surface RT »Windows 8/8.1
2014-09-03 WIRELESS GATE+ヨドバシの480円SIM
「ヨドバシカメラオリジナル・WIRELESS GATE WiFi+LTE」を導入しました。
http://www.wirelessgate.co.jp/sim/service/ydsim/
このSIMの発売日は,9月1日でした。私ね,わざわざ8月下旬に予約していたのですよ。店員さんが,物凄く面倒臭そうに応対してくれたので,久しぶりに私の中のポンキッキが開きました(ふめい)。
製品特徴
- MVNO(Mobile Virtual Network Operator,仮想移動体通信事業者)のSIM
- 月額利用料は480円
- 通信速度は最大250kbps
- データ通信専用
- SMS(ショートメッセージサービス,電話番号宛の短文メール)機能なし
- 公衆無線LANの使用権付き
使ってみたら
日ごろ愛用しているSO-01C(Android 2.3.4)に導入してみました。
SO-01Cは,3G(HSDPA)端末です。480円SIMは,LTEだけではなくて,3G端末でも使えるのです。
最大通信速度は250kbpsらしいのですが,体感速度は,予想よりも若干,速いくらいで御座いました。まだ契約者数が少ないのなら,速くて当たり前かもしれません。この先,契約者数が増えれば,じわじわと遅くなっていくのかもしれません。
さて,私は以前,980円の「イオンSIM」を使っていました。今回は,980円SIMから480円SIMへの乗り換えなのです。
「どんだけケチなの?」と思った人がいるかもしれません。
私ね,Android端末の「月」(日じゃなくて)の通信量が30MB-200MBなのです。出先でGoogle Mapを見たり,ちょっとした調べ物をしたりするときに使っているのですが,使用頻度は高くないのです。
公衆無線LANは期待外れ
「WIRELESS GATE WiFi+LTE」には,同社が提携している公衆無線LANのアクセス権が付いています。製品名に「WiFi」が入っているのは,そういう意味なのです。
公衆無線LANのアクセスポイントへ接続するには,AndroidまたはiOSの専用アプリを使います。接続には,EAP-SIMという認証方法が使われるらしい。SIMの個体識別番号を使って認証する方式だそうです。
私ね,LTE/3Gと公衆無線LANは,端末を分けて使えるものだと期待していたのです。Android端末では,3Gだけを使って,Surface RTで公衆無線LANを使いたかったのですが,SIMがないとだめというわけで,秘めた野望は見事に打ち砕かれました。
EAP-SIM認証は,端末に専用アプリをインストールしておくと,アクセスポイントに自動的に繋げてくれるという代物です。この専用アプリなのですが,試してみたところ,動作が不安定でした。
時折,ANR(Application Not Responding)が出るんですよね。「アプリケーションが応答しません。『強制終了』『待機』」っていうあのダイアログです。
というわけで,公衆無線LANの使用権は使わないことになりそうです。