2019-02-05 某ばい菌部屋―ガラス張りシャワーユニットの悪夢―
楽天市場のお店で,見覚えのあるシャワーユニットを見つけました。(同じ商品ではないのだが,かなり似ている。)
https://item.rakuten.co.jp/salemarket/shower-unit9053w_003/
もう,10年も前の話なのかもしれません。(時の流れは「光陰矢のごとし」なのです。)
市内某ばい菌部屋が,新装開店したときの出来事なのです。ロッカー室に,ガラス張りのシャワーユニットがお目見えしました。新品ということもあり,とにかく綺麗でした。それに何と言ってもガラス張り,ロッカー室での挑発行為の一環として,私なんか好んで使用していました(漏れすぎ)。
(余談だが,シャワーユニットは上階にもう一基あり(こちらは樹脂製),店内に合計二基あった。)
ところが数か月後,ばい菌部屋にお邪魔してみたらガラス張りのシャワーユニットはなく,クリーム色の樹脂でできた(当たり障りのない)シャワーユニットに替わっていました。
たまたま店長がロッカー室にいたので,私は店長に聞いてみることにしました。店長は遠い目をしながら,「あのシャワーは,壊れたから棄てた」と答えました。
どうも壊れ方が悲惨だったらしい。水漏れ事故を起こし,店内が水浸しになってしまったそうです。
店長が言うには,悲しかったのは設備が壊れたことだけではなかったそうです。その日,お客さんは何人もいたのに,水が漏れていることをだれも教えてくれなかった。店長は,人の優しさに触れることができなかった悲しみに,酷く打ちのめされたそうです。(どこまで本当なのやら。)
さて,そのシャワーユニットには,レバー式の水栓が使われていました。
私は,レバー式水栓の使い方をいまいち分からないお客さんが,ガチャガチャ弄くっているうちに壊れたんじゃないかと思っているのですが,真相は不明。
はっきりしていることは,修理してまた使えるような壊れ方ではなかったということだけです。
水周りの設備を撤去して,防音用の「電話ボックス」として再利用できたんじゃないかなっていう気もしましたが(ばい菌部屋って店内に轟音のごとく音楽が鳴り響いているから,煩くて電話を掛けられないでしょう),何しろ店内は手狭で置き場所に苦労しますから,そんな悠長なことを言っていられなかったのでしょう。
余談ですが,店長は,「ワタシはあのシャワーボックスが憎くて憎くてたまらない」とは言っていませんでした。(最後の最後で意味不明)