2019-03-31  某飲み屋―枕営業の末に待ち受けている修羅場に注意―

3月の春分の日,市内某飲み屋に行ってきました。初めて訪ねた店だったのですが,帰り際にひと騒動ございました。

ママが見送ってくれると言うので,ママと一緒に店を出ました。

廊下にて,店の扉を閉めるやいなやママは,「抱擁しましょう」と言ってきました。

私は,「ああ,お別れのご挨拶ね」と思って,腕を大きく開いたまでは良かったのだが,ママは徐に私の股間を鷲掴みにしてきました。

私も股間を揉み返してやれば良かったのでしょうけれど,腕がママの背中に回っていたので,遣り返してやることができず,せいぜい尻を掴むので精一杯でした。余談ですが,元体育会系らしい肉付きの良いお尻でございました。

――という話を後日,某氏にしてみたら,火に油を注ぐような事態に。

某氏は,「あたし,そのお店ね,店を始めたときから通ってあげているのよ。一度もそんなことしてもらったことない。一体,どういうことよ?(いままで,いくら貢いだと思っているの?)」と嘆き始めてしまったのです。

私は,「そんなの知らないわよ」と答えておきました。

「もしかして,この人,ママが店を始めるときに,いくらかお金を出してあげていたんじゃないかしら。これだけ取り乱しているところを見ると,ちょっとその可能性ありかも(分からないけど)。そうだとしたら,うれしくない報告だったかもしれないわね」と口には出しませんでしたが,軽はずみにママの裏の顔を明かしてしまったことを反省しました。

某氏は,枕営業の一種だって言うんですよね。そのとき,どんな心境だったのかというと,犬が懐いてくるような感じしかしなくて,「また遊びに来てね」くらいの意味しかないのではないかと。手口がこなれていたので,だれにでもしているじゃないかなと思ったのです。

だからこそ,某氏は一度もサービスしてもらったことがないとご立腹なわけですが。

某氏から,「今度,閉店間際に行ってみたら?」と言われました。仮に某氏の読みが当たっているとしたら,閉店間際にはイタズラされたい客が犇めき合っていることになります。そんな殺伐とした場所に飛び込んでいくのは,どうかしています。

私は,わざわざ修羅場に乗り込むほど愚かではありません。