2021-08-22  スキンヘッド生活2021終了

私は4月からスキンヘッドを励行してきましたが,髪を伸ばすことにしました。

理由は夜道を歩いていて,頭がスースーするようになってきたから。これから本格的に涼しくなっていきます。体が冷えて体調を崩すといけないので,頭を剃るのを止めることにしました。

4か月間,頭を丸めてみて気付いたことを少々。

極めて清潔

スキンヘッドにしたら頭の臭いが消えました。理由は単純明快,洗いやすいからだと思います。

枕カバーがぜんぜん臭くならない。

ハゲ頭のおじさんは清潔ですので,見掛けたら安心して臭いを嗅いであげてくださいね。(ふめい)

仲間意識という幻想

頭を丸めて最初の1か月間くらいでしょうか,同じスキンヘッドの人を街で見掛けると,友達になれるような錯覚に陥りました。

別の意味で「お仲間」という感じがしたのです。

しかしその感覚は日増しに薄れ,3か月目くらいになるとまったく感じなくなりました。

ハゲ陣営からの視線

スキンヘッドにしてから数日間,某ジムに行くと視線を感じました。まず受付で本人確認のためか三度見くらいされました。つぎに昔からの顔なじみの人からは,「ついにそこまで気が狂ったか」と軽蔑するかのような視線。

スキンヘッドを髪型だと思ってもらうのには,無理があったようです。

さて,髪を伸ばし始めたわけですが,今度はハゲ陣営から視線を感じるようになりました。「ひとりだけ脱走してずるい」「裏切り者」みたいな目で見られている気がします。

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2021-08-09  駅前便女物語―リハビリ妖怪「クララ」の伝説―

某日,久しぶりに駅前便所を調査していたら,妖怪に追い掛けられました。

「この人,よっぽど目が悪いのね。私を近くで見たらなかなかの化け物なのにね」と思いながら,私はターミナルビル内の衣料品店に逃げ込みました。服屋さんは背の高い棚がたくさん置かれているので,見晴らしが悪く避難場所として最適なのです。

無事,妖怪から逃れることに成功したわけですが,私はふと「クララ」のことを思い出しました。

クララとは一体誰なのでしょうか。

便所のクララとは

便所のクララとは,2000年ごろに駅前便所で幅を利かせていた妖怪の一人です。年齢は65歳くらい。

後天的な原因だと思うのですが,クララは足が不自由で杖を突きながら歩いていました。クララは若い子が好みらしい。普段は便所近くのベンチにじっと腰掛けていますが,便所に若い子が入るとゆっくりと立ち上がり,のそのそと便所に出向いていたのです。

しかし,如何せん一連の動作が鈍すぎるため,若い子の動きにはとてもついて行けません。クララが便所に辿り着く前に,若い子は便所から出て来てしまう始末。クララは,残念そうな顔をしながらベンチに引き返していたのです。

某パパの話に依ると,クララは朝から晩まで駅前便所に出ていたらしい。クララは「ベンチから立ち上がる,便所まで歩く,便所からベンチに戻る,ベンチに座る」という動作を何度も何度も繰り返していたのです。

クララの伝説

それから私は駅前便所から疎遠になっていました。クララを初めて目撃してから3年ほど経った頃でしょうか。

ある土曜日の夕刻,私は久しぶりに駅前便所を調査することにしました。

便所前のベンチには,クララの姿がありました。私は,「この人まだいたのね」と思ったわけですが,同時にクララが杖を持ってないことに気づきました。

便所に若者が入ったかと思った矢先,私は目の前の光景を疑いました。

クララは杖を使うことなくすっと立ち上がり,便所に向かって行ったのです。動作は以前とは比較にならないくらい素早く,小走りすらしているように見えました。(どこまで本当なのやら。)

日頃,若い子を追い掛け回しているうちに,足取りがしっかりしたとしか思えない。リハビリ妖怪の伝説が生まれた瞬間が,そこにはあったのです。

クララのその後ですが,まったく記憶にない。2007年頃には消えていたはず。死んだのかもしれません。(←最後の最後で突き放し方が酷い。)

おまけ

便所の個室に覗き穴らしきものがありました。

この個室はふたつ並んでいるので,壁の先も個室。

穴の裏側には,便座クリーナの説明書きが貼られていましたが,無残にも剥がされていました。ありがちな便所系の闇です。

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2021-08-08  街で見かけた不思議な物や光景―2021夏―

宝くじのクーちゃん

私が日課のように立ち寄っている某施設には,宝くじのポスターが張られています。このキャラクタは,「クーちゃん」という名前らしい。体の色は黄色ですがおそらく鯨。

私はこのポスターを見掛けるたびに妄想が捗ります。

この絵柄は何が言いたいのでしょうか。「クーちゃんは手を使わずに潮を吹くことができます。はい,ご覧の通り」という意味なのでしょうか。

架空の世界でクーちゃんと会話できたとします。

「クーちゃんは自由自在に潮を吹けるそうですね。奇妙ですね。それって何かのご病気なのでは?」なんてクーちゃんに問い質そうものなら,「クー!何だと!喰らえ!プシュー!」なんて攻撃されそう。

架空の世界から生還してきました。

私は宝くじを買ったことが一度もありません。(さすがに話が変わりすぎ。)

理由は期待値が低すぎるから。これからもクーちゃんの世話になることはないでしょう。クー!プシュー!(ふめい)

<画像の説明>絵柄によって潮の色は黒色だったり黄色だったりします。

バルくん

100円ショップのダイソーで見つけた一連の害虫駆除商品。

名前はなんと「バルくん」です。名前を一見しただけでバルサン(殺虫剤の有名ブランド)の類似品だということが分かります。

「バルサン→バルさん→バルくん」というように発想の転換を繰り返した賜物なのでしょうけれど,バルサンを連想させる時点でまずい気がします。こんな危ない橋を渡って大丈夫なのでしょうか。

さすがに「バルくん®」ではないのですね。商標登録していないだけまだ遠慮していると考えるべきなのか。そのうち人知れず消える商品かもしれませんね。

エアコンを引き摺り回す淑女

某日,市内某JR駅構内でアイリスオーヤマのポータブルエアコンを引き摺り回す淑女を目撃しました。(恰幅の良い方でしたが。)

どうやら,最寄りのヨドバシカメラで買った商品を持ち帰ろうとしていたらしい。後で調べて分かったことだが,この商品は重量が30kgもあります。

<画像の説明>淑女が購入したと思われる製品。画像では小振りに見えるかもしれませんが,箱は年長の子供が入るくらいの大きさです。

駅構内に居たということは,電車で帰ろうとしていたのでしょうか。こんなものを電車で持ち帰ろうとするなんて,正気の沙汰とは思えません。普通のエアコンを買いに行ったものの,「取り付け工事は8月下旬です」みたいなことを言われて絶望し,ポータブルエアコンを衝動買いしてしまったのでしょうか。

ポータブルエアコンなら自分で設置して,即日使えますものね。(本当に使い物になるのかは知りませんが。)

ヨドバシカメラには,配送サービスが用意されています。店の前の道路には,いつもタクシーが待機しています。小金を出せば楽に運べるというのに,なぜ淑女は命を擦り減らしてまで持ち帰ろうとしたのか理由は不明。設置に成功したかどうかも,もちろん不明。

せいぜい手押し車的なものに乗せれば運べそうな気もしますが,悪路に苛まれるなど行く手にどんな困難が待ち構えているか分かったものではありません。こういった重労働は他人の力を借りるのがいちばんなのです。

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