2024-07-22  若者向けばい菌部屋潜入録

某日,市内某ばい菌部屋を調査してきました。

今回,取り上げる某ばい菌部屋は,私がたまに報告している妖怪屋敷ではありません。若い子向けの店。以前は45歳未満でなければ入店できなかったのですが,最近になって50歳未満でも入れるように年齢制限が緩和されたのです。

ただし店員の自己判断で「老けて見える人はダメ」という何とも小難しい関門あり。

数年前お店が移転しました。移転後のお店を調査してみたかったのですが,年齢制限があるため入店できず調査も不可能に。図々しく行ってみれば入れてくれたのかもしれませんが,門前払いされるのも嫌なので検証していませんでした。

事前準備

理屈では,最年少と最年長の客の年齢差は30歳を超えることになります。すでに同じ部屋の空気を吸うことすら許されないレベル。言いすぎじゃなくてマジで。よって入店の数日前から事前準備として,私なりに若作りに励むことにしました。

まず炭水化物の摂取量を減らして減量。やや小顔に仕上げることにしました。私は痩せるなら簡単にできるのでこちらは楽勝。ただし体重を落とし過ぎるとやつれた風貌になりお爺ちゃん感が出てきます。加減が難しい。

つぎに体毛を処理。日頃,中年・熟年者と関わっている人なら薄々,気付いていると思いますが,年を取ると毛並みが乱れてきます。いまは頭髪をスキンヘッドにしているのと体毛の処理は日頃からだいたいしているので,あえてやったことは前腕の腕の毛を剃刀で剃っただけ。

いちばん肝心な体作りですが日頃,筋トレの真似をしているので,もうこれ以上できることはない。

★大昔に撮影した上半身の肌色画像はこちら

https://yumi-ii.squares.net/archives/2009/12/20091206021240.php

調査決行の日

ある土曜日の昼,私は潜入調査を決行することにしました。

諸々の小道具(多い日でも安心セット)と二十数年前に買ったTOOTの勝負下着をタンスから引っ張り出して鞄に放り込みいざお出掛け。出陣という感じだったかもしれません。余談ですが,昔買ったTOOTのパンツは,腰ゴムが痛むこともなければ生地に毛玉ができることもなく状態は極めて良好。高級下着であることを再認識しました。

さて,お店の本音では,混んでいる時間帯は若者を優先したいと思うんですよね。わざわざ中年を入店させるようなことはしないはずなのです。

土曜日は昼12時から営業しているとのこと。早い時間なら空いているから入店しやすいだろうと思ったので,12:30入店を目指すことにしました。こんな時間に来る客はまずいないと思いますが,あくまで調査が目的なので中に入れないことには話が始まらないのです。

受付にて,身分証を出して年齢確認されるとともに見た目の審査も無事,通過できました。受付の人が何を見たのか何も見ていないのか,よく分からない感じでしたけどね。

お気に入りの場所

店内に入って最初に感じたことは,空調が効きすぎていて肌寒い。

さっさと着替えて内部を散策することにしました。このお店は簡易宿泊施設の居抜き物件らしく,設備は市内の歴代の店の中では最高水準。ただしロッカーは移転前の店で使っていたものをそのまま持ってきたようで,幅が狭く荷物があまり入らないのが難点。

ヤリ場は2部屋に分かれていました。それぞれの部屋にエアコン設置あり。片方の部屋は弱冷房に設定されていました。通路の左右に造作家具のような2段ベッドあり。正直,出入りが面倒な感じ。

私がいちばん気に入った場所は喫煙所。ボイラー室が喫煙所になっていました。普通こういう場所に客を入れるものではないと思うんだけど,場所がなく苦肉の策だったのでしょう。扉を開けると階段室が現れ,階段を上った先にボイラー室あり。階段室は客室とは違って空調がまったく効いていないので,立ち入るだけで汗ばんできました。(反対に冬は寒いと思う。)

普段,入ってはいけない場所に立ち入っている感覚が非日常的で面白く感じました。

総滞在時間は1時間弱でした。帰りに受付でロッカーの鍵を返したとき,受付の人から「お帰りですか」と尋ねられました。考えてみたら途中外出という手もあったんですよね。次回の課題です。オラオラ。(なぞ)