2024-08-31 ばい菌部屋潜入調査―残された課題―
私は調査員として日々,活動しています。私は好奇心が旺盛な人間なのです。
そんな私にも潜入を諦めている店があります。それは太目の人間を対象にした市内某ばい菌部屋。
この店は体重の軽い人間はお断りなのです。私がこの店の適正体重になるには体重を50kg増やす必要あり。ここまではっきりと難易度が高いと,悪足掻きしようとすら思いません。
閉店間際であれば,体重が足りなくても入店できるという噂があります。しかし,この噂の出所は「条件を満たさない客を入店させないで欲しい」という利用者からの苦情によるものです。
さて,自分が潜入調査できないのであれば,他人に入店させればよいのです。某地下サウナでの知り合いである「くまモンさん」から,店の様子を聞いたことがあります。
- あの店は,どいつもこいつも寝待ちしていて面白くない
- ずっと寝ているのかと思ったらそうでもなく,閉店時刻が近づいて帰ろうとした頃にようやく活動を始める
- 場を盛り上げようという気迫に欠ける
というわけで状況は芳しくないようです。
早朝にお爺ちゃんの死体を目撃しないだけ,いくらかマシだと考えるべきなのか。余談ですが,私はこの手の店に朝までいたことがないので,遺体安置所と化した現場に遭遇した経験はありません。
どこからか「嘘つき」という声と共に石が飛んできそう。(なぞ)