2025-01-22 潜入包茎クリニック―おチンチンの皮を繋ぎ止めた日―
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年明け早々,市内某包茎クリニックに行ってきました。
包茎手術の相談をしてきたのです。
巷の噂では包茎クリニックに行くと,予定外の不要な治療を勧められてしまい治療費が極めて高額になることがあると言われています。一体どんな場所なのでしょうか。
事前準備
私が今回,潜入した包茎クリニックは,某駅前の雑居ビル内にあります。
「今度の敵は格が違う」というわけで,私は事前に対策を練ることにしました。相手に主導権を取らせないことが重要だと思ったので予約の際,来院の目的は相談のみであり当日は手術しないと釘を刺しておくことにしました。
診察当日,考え事をしながら歩いていたら,思ったよりも早く包茎クリニックが入居する雑居ビルに到着してしまいました。私は颯爽とエレベータに乗り込みました。
包茎カウンセラーとの対決
エレベータのドアが開くと目の前に玄関が現れました。玄関で靴を脱いでスリッパに履き替え,いよいよ包茎クリニックに潜入です。
受付には50代後半の男が待機していました。「ジ◎パネットた◎た」の高◎明前会長のような風貌。この人が担当カウンセラーらしい。職種は医療事務員になるのでしょうか。正確な肩書は分かりません。
私はカウンセリング室に案内されました。
以後,90分間に渡り延々と説明を受けました。時間が長すぎる。内容は取るに足らないと言ったら失礼になるかもしれませんが包茎手術の概要はもちろん,おチンチンに無頓着なまま大人になる人が多く年を取ってから困ったことになっている人も珍しくない,といった嘘なのか本当なのか分からない話もあり。
カウンセラーは医師ではありません。「あなたに用事なんかないの。さっさと先生に会わせなさいよ」と思いながら聞いていました。
チンポコの品評会
カウンセラーの話には台本があるらしく,台本どおりの説明が終わってようやく医師の診察を受けることになりました。
私は処置室に案内されました。処置室では一人の男性看護師が診察の準備をしていました。
ズボンとパンツを脱いで診察台の上で仰向けになれと言うので,言われたとおりにしていると医師が現れました。
医師は大柄な50代半ばの男性。ちょっと熊っぽい感じ。のんびりとした口調の人でした。
診察台が上昇するとともにライトが照らされ,診察と称するチンポコの品評会が始まりました。
カウンセラーは「あれれ,剥けてるじゃないですか」と大声を上げていました。
先生は私のチンポコを弄り回しながら,状態を観察している模様。
私は「切る皮ありませんか」と尋ねてみました。
先生は「切ろうと思えば切れるけど,手術しない方がいいんじゃないかな。痕も残るし」と呟きました。
看護師は終始無言。
おチンチンの皮を繋ぎ止めた日
服を着てカウンセリング室に戻ると,間髪を入れずにカウンセラーから「あれだけ剥けていれば,やることありませんよ」と言われてしまいました。
この人は,さっきまで散々,包茎手術のすばらしさを力説していたのにね。態度をがらりと変えたものです。
通常であれば,引き続き手術の日程を決める手筈なのでしょうけれど,そんな雰囲気は微塵もありませんでした。私は診察料を払い終えると,追い出されるかのように帰されました。
私にとってこの日は,おチンチンの皮を繋ぎ止めた日になりました。
さて,世間でよく言われている「包茎クリニックでは言葉巧みに不要な治療を勧めてくる」「治療費が高額になる」という噂は今回,調査した限り確認できませんでした。むしろ無理に手術しない方が良いと説得されたのが真実。
患者の足元を見て,態度を変えるのでしょうか。「独りで行くと,カウンセラーに言い包められてしまうかもしれない」と不安な人は,口の悪い友達に付き添ってもらうと良いかもしれません。
2025-01-17 某スーパー銭湯―どちらもコウジ―
某日,昼間っから市内某スーパー銭湯に行ってきました。
時刻は午前11時半。こんな時間でも浴場は混雑していました。主な客層は中年から熟年。みんな暇なんですね。(自分のことは棚に上げて。)
私は塩サウナに入ることにしました。塩サウナはスチームサウナのようなものであり,水を流すことができます。名前のとおり塩で肌をマッサージしても良いのですが,塩は備え付けられていなくて各自が持参する必要があるせいか,だれも塩マッサージなんかしていません。
座る場所は,向かい合うベンチのようになっていました。
私の前には,60代前半の人が座っていました。風貌は,的◎浩司のような吉◎晃司のような。不可思議なことにどちらもコウジです。
コウジさんには,おチンチンを触る癖があるらしい。コウジさんは塩サウナと水風呂を往復していたのですが,塩サウナに戻って来て座るや否やおチンチンを引っ張っていました。水風呂に入って,縮んでしまったおチンチンが気になるのでしょうか。
そうかと思ったら,今度は65歳くらいの別の親父が床に唾を吐いていました。この人は唾を吐く癖があるのでしょうか。吐いた唾は,水で流すこともなくそのまま放置されていました。
私は感覚が麻痺しているので(慣らされているとも言えますが),親父の唾が汚いとは特別,思いませんでした。せいぜい踏みつけないように避けて歩く程度。
サウナでおチンチンを弄っているおじさんが気持ち悪いだとか,唾を吐く親父が汚いなんて言っていたら,ばい菌部屋や市内某地下サウナの調査なんてやっていられません。この世には,もっと下品かつ不潔な行為がまかり通っている場所が存在するのです。
2025-01-10 包茎クリニックの裏メニュー
俗に「包茎クリニック」と呼ばれている男性向け美容外科にはメニュー表が存在します。
メニュー表には,治療内容と料金が書かれています。包茎手術の種類は,大雑把に「亀頭直下法」「環状切開法」「根部切除法」の3種類が存在します。(クリニックにより微妙に呼称が異なる。ややこしいことに環状切開は広義・狭義の解釈で意味が違うようだが,話が長くなるので割愛。)
この中で環状切開法は,泌尿器科で施術される標準的な包茎手術法だそうです。
ある日,個人経営の某クリニックのサイトで公表されているメニュー表には亀頭直下法しか紹介がなく,環状切開法が存在していないことに気付きました。
素直に考えれば「このクリニックでは取り扱っていないんだろうな」で終わってしまう話ですが,私は直接,問い合わせてみました。すると環状切開法でも施術できるという回答を頂きました。料金は24万円。包茎クリニックにも俗に言う「裏メニュー」が存在したのです。
チェーン展開しているクリニックでは,院長の裁量に制限がありそうですが個人経営のクリニックは好きにできます。メニュー表に書かれていない治療だからといって,できない・やらないという意味ではなさそうなのです。
面倒臭い,儲からない,苦情が多いという理由で積極的にはやりたくないからメニュー表に載せないのでしょうか。
さて,私は包茎手術の呪いにただ振り回されるのではなく,むしろ呪いを利用して新たな知見を得ることができました。考えてみたら恐ろしい。呪い以上に恐ろしい。(なぞ)
2025-01-08 昭和100年問題疑惑―券売機が動かない―
私が日々,通っている某食堂でちょっとした事件が起きています。食券の自動券売機が4台設置されているのですが,その中の1台が年明けから停止しているのです。
電子マネーが使える券売機は停止中の1台のみです。現金払いしかできずかなり不便。
1月6日,修理担当者と思われる男が停止した券売機の蓋を開け復旧を試みていたようなのですが,再起動すれば直るという簡単な話ではなかったようで今日も復旧できていません。
私ね,いわゆる「昭和100年問題」で券売機が停止しているのではないかと疑っています。もし,今年(2025年)を昭和0年だと誤認して不具合が生じているのであれば日付を2026年に設定すれば動くのかもしれませんが,別の問題を引き起こしそうなので適切な処置だとはいえません。
なぜか動いてしまうよりも止まってくれている方が,まだマシという事案は多々あることなのです。
修理に手間取るようであれば,食堂側も痺れを切らして新しい券売機に取り換えろと業者に迫りそうですが,この先どうなるのか分かりません。
2025-01-02 ファミリーマートの福袋を購入
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新春姫始めの帰りに近場のファミリーマート(以下,ファミマ)に立ち寄りました。2025年,ファミマで衣類の福袋を販売するという情報を事前に知っていたので,どんなものか買ってみようと思っていたのです。
現在のファミリーマートの社長が伊藤忠商事の繊維部門出身の人らしく,その伝手があってファミマで衣料品を扱うようになったらしい。
福袋の中身はハンカチ,靴下,Tシャツですが,福袋限定商品ではなく普段,店頭で並べている商品とまったく同じ。福袋が売れ残ったとしても,中身を出して陳列し直せば普通に売れるのでしょうから店側の負担は少なくて済みます。実に合理的。
早速,靴下を履いてみました。価格に見合った品質の靴下ですね。緑色と青色の横縞が特徴ですが,中年男性が履くには突飛なデザインだと思うので外で履くのはさすがに抵抗あり。家で履く専用の靴下になりそうです。
余談ですが,色違いではあるものの某ジムの常連,マリオさんが日頃から愛用している靴下になんだか似ている。あの人には,そういうフェティシズム(<英> fetishism)があるのかもしれません。(なぞ)