2025-06-01 オークションサイトの楽しみ方
半年前から某オークションサイトのスマートフォンアプリを調査しています。ただ眺めているだけです。私は売買に参加するつもりはありません。
気になったお品を少々。
引っ越し屋の作業着
5月下旬から,某パンダの引っ越し屋の作業着の出品が目立つようになりました。パンダの引っ越し屋というのは,「サ◎イ引越センター」のことですね。
引っ越しの最盛期が終わりアルバイトをしていた人が仕事を辞めたので,作業着を売り捌こうとしているのでしょう。作業着は職場から借りているわけではないのですね。
不思議なのは,昆虫の引っ越し屋の作業着はあまり出品されていないことです。昆虫の引っ越し屋というのは,「ア◎さんマークの引越社」のことですね。過去には出品されていたようなのですが,最近のものは見掛けない。社内規定で禁止されたのか,退職時に回収することにしたのかもしれません。
勝負下着
某ブランドの勝負下着を大量に出品している人がいます。
個人が所有している下着にしては,数が多すぎるのです。業者なのでしょうか。モデルが撮影のために試着したもの,あるいは廃品のパンツなのでしょうか。
撮影に使った一品なのであれば,モデルの写真を添えれば定価以上で売れそうです。でもおかしな細工をすると,オークションサイトの何らかの規約に抵触するのかもしれません。
刺青セット
いちばん驚いたのは,刺青を入れる機械と塗料が出品されていたこと。
私ね,刺青セットが出品されているのを見てなぜか閃きました。
場末の銭湯に行くと,しょぼい刺青を大量に入れている人をお見掛けすることがあります。しょぼい刺青というのは子どもの落書きみたいだったり,観音様の輪郭線だけだったり‥‥。それなりにお年を召した方だと,これから仕上げをするようにも見えません。
本人はどう思っているのか,長年の疑問だったのです。
「あれは絵師の練習台になった人なのかもしれない」と気付きました。刺青の絵師も一人前になるためには,何度も何度も練習しなきゃいけないと思うんですよね。
練習台に成らざるを得なかった事情とは一体,何なのか,誰かに騙された結果なのか詳細は分かりませんが,おそらく幸せな話ではありません。