1998-03-20  無響室で聞いた声

某学科のKくんという人のゼミ室におじゃましてきました.始めはRS-232Cの変形クロス・ケーブル(正規の規格を無視して、RS-232Cポートを数ビットのパラレルポートであるかのように扱うためのクロス・ケーブル)の話をしに来たはずだったんですけど、この研究室には電波無響室があると言うので、私、Kくんにお願いして見せてもらいました.無響室の説明は、下の関連資料を参考にしていただくことにしましょう.

部屋に入ってみた感想ですが、壁一面が針ねずみの背中みたいで見るからに怪しい空間なのは当然として、本当に無音なんですね.自分の声も相手の声もまったく反響しないんです.噂には聞いていたけど、あんな場所に数十分もいたら頭がおかしくなりますね.

この電波無響室では、電磁波が発芽に及ぼす影響を調べているんだそうです.モヤシか何かの種子を発芽させるときに、電磁波を照射しているんだって.そういえば、研究室には巨大な電磁波発生装置らしきものもありました.こういう研究って、どこの大学でもやっていることだとは思うけど、大学って恐い場所ですね.