1999-04-03  昼下がりの座談会1999

春休みに入ってから,ぼくは学校でUくんとよく話をします。今日も食堂で「A定食」を食べながら座談会が開かれました。

台風の目になるか Iくん急接近

Uくん 「今度Sゼミに入る修士1年の人って,名前は分からないけど業界の人らしいよ。」

私 「その情報どこから入手したの?」

Uくん 「卒業式の日にゼミの飲み会があったでしょ。そのとき修士2年の○○さんが言ってた。学内では有名らしい。」

私 「“有名”ってことは,ずいぶんあからさまに活動していたんだろうね。本当に名前分からないの?」

Uくん 「うん。入学式(入院式)の日に分かるんじゃない?」

私 「それもそうだね。」

(その後名簿を調べたところ,名前が分かりました。Iという人です。)

私 「でもなーんか,Cさん2号っぽい気がするね。あんなブサイクだったら二人もいらないわ。」

Uくん 「Cさんって言えばね…。」

Cさんの告白

Uくん 「春休み中,図書館でCさんに話し掛けられたんだ。」

私 「アンタってあの人と仲良かったの?」

Uくん 「だからだからさー,普段全然話さない(仲良くない)のに,その日突然話し掛けられてぼくもびっくりした。」

私 「何話したの?」

Uくん 「Kくんのこと…。 「Kくんに謝った方がいいかな。」って話。」

(以前Kくんは,Cさんからアプローチされて困っていると言っていた。)

私 「その話ってまだ続いていたの?」

Uくん 「ぼくも最初Cさんが何言ってるのかよく分からなかったんだけど。(ユミちゃんとKくんは仲が良いから,本当はユミちゃんに話せば早いんだけど。)Cさんってユミちゃんみたいに物事ハッキリ言う人が苦手なんだって,だからぼくに相談したみたい。」

(たしかにCさんからそんな話をされたら 「うせろブス」って,私は彼を罵(ののし)ると思う。)

私 「それで?」

Uくん 「Kくんに伝えて欲しいんだって。」

私 「KくんはCさんが嫌で嫌で仕方がないの。だからその話Kくんに言っちゃダメだよ。Cさんのことなんて思い出したくもないんだから。」

Uくん 「うん。」

私 「まったくブサイクっていうのは,最後の最後まで勘違いしているねっ。だからブスって嫌だわ。なんで自分がブスなのか考えてもみないんだから。」

SKちゃんファンクラブの憂鬱

私 「でも,ぼくたちにはSKちゃんがいて本当に良かったよ。SKちゃん眺めてると心が和んだもの。」

Uくん 「SKちゃん良かったよねー。でもSKちゃんってナイーブそうに見えて彼女と同棲してるっていうし。」

私 「意外だったよね。」

Uくん 「SKちゃんの就職先は地元だから,いつでも逢えるよ。」

私 「きっと街中でSKちゃんに逢っても,無視されると思うな。なーんか,私ってかなり警戒されてたもの。」

Uくん 「ユミちゃんって普段の言動に問題ありすぎなのー。」

私 「後半はSKちゃんも慣れたみたいだけどね。SKちゃんと私って趣味が同じだから,もっと早く仲良くなればよかった。」

Uくん 「ユミちゃんもさー,出し惜しみしないでもっと早くぼくにSKちゃんを紹介してくれたら,ぼくもっと学生生活を楽しめたのに。」

私 「私,アンタの喜ぶ顔を見るのがいちばん嫌だわ。やっぱり出し惜しみしておいてよかった。」

Uくん 「ユミちゃん,ヒドイっ。」

4月からも,ぼくとUくんの馬鹿話は続きます。ぼくたちは講義室,廊下,図書館,食堂など,つまり学内のいたるところで,こういった生々しい会話を(迷惑にも大きな声で)しています。学内で見掛ける事があったら気軽に声を掛けてみてね。ただしイケてる人だけよー。だってブスに用事なんかないもの。

(石を投げてはいけません。私たちは正直なだけです。)