2001-07-13  クリア・ブラケット入りました

ここ数か月,整形の話が続いたので久しぶりに歯列矯正の話をします(どっちも似たようなものですが)。今日,診察を受けたとき一部のブラケットを付け替えました。どうやら歯の高さを調節するためのようです。診察が終わってから,私は右の犬歯に装着されているブラケットがいつもと違うことに気づきました。第一印象は「あれれ,いつものブラケットよりデカイ,何コレ」。早速,センセに尋ねてみました。すると,今回はクリア・ブラケット(材質が透明な樹脂のブラケット)を1個だけサービスしてくれたんだそうです。私は矯正治療を始めたとき大学生でしたが,今では普通の会社員です。社会人に金属製のブラケットを付けるのは,歯科医として気が引けたのかもしれません。どうせ付け替えるんだから,目立たない部品にしてあげようという計らいだったのでしょう。歯列矯正の目的を蘊蓄(うんちく)するなら社会性の側面は無視できませんからね。

ところで私,金属製のブラケットって嫌いじゃないんですよ。コイツが見え隠れすると,まるで出来損ないのサイボーグ(cyborg = cybernetic organism)みたいなのです。私はそういう怪しい雰囲気が大好きなのです。それにクリア・ブラケットはどうも舌触りが良くない。まだ慣れないせいだと思いますが,いかにもプラスチックが張り付いているという感触なのです。

|3 にクリアブラケットが付いています

※画像の説明:初公開,私の上顎右犬歯付近の様子です。余談だがデジカメで接写するのが難しかったです。ピントがなかなか合わなくて。

私の“工事”はどこまで進んでいるのか

年内にマルチ・ブラケットを使った治療が終わるそうです。あとは歯を固定する装置を1年間くらい使って,矯正治療のすべてが終わります。しかし困ったことが一つ。当たり前なのですが,歯列を矯正するとだれでも似たような歯並びになってしまいます。みんながみんな差し歯の標本になってしまうのです。これはイケてない。ほどほどに揃えるのがこの頃の流行(トレンド)です。この近辺の問題はこれからじっくり対策を練ろうと思います。まだまだイジりますよー(ふめい)。

私の印象

※画像の説明:衝撃の画像をもう一つお見舞いします。私の歴代の印象(歯型)です。自分では歯がどう動いたかなんて覚えていませんが,印象を比較すると別人の歯型に変貌していることに気づかされます。「最近の出来事 #1997-1027-01 電動に魅せられて」(昔の文章なので文体が若いです)を書いたときから,すでに4年間弱の月日が経過しました。人間の体ってこれだけの期間があれば自在に加工できるものなんですね。

【追記 30 MAR 2002】 その後,マルチ・ブラケット装置による治療は終了し,歯を固定する治療に移りました。そのお話は「最近の出来事 #2002-0330-01 マルチ・ブラケット装置外れました」にあります。