2004-09-11  ある小熊の詩(うた)

今日は筋トレの真似の日でした。栄養補給したのでそろそろ寝ます。

土曜日のスポーツクラブの顔ぶれは,平日とは違うものです。今日,マシンジムで一匹の小熊に出会うことができました。これからその小熊の生態をお話しようと思います。いつも以上に意味不明だということです(なぞ)。

小熊は有酸素運動に夢中

私がマシンジムに訪れたのは14時半のことでした。ストレッチ体操を済ませ,14:40ごろからトレッドミルでウォーキングを始めました。トレッドミルの前には,エアロバイクが置かれています。私はそこでエアロバイクに跨る青色の物体を発見しました。物体の正体は小熊でした。

小熊は22歳くらいに見えました。頭にはバンダナのような布切れを巻きつけていました。肌は真っ黒に日やけしており,肌の色調が青色の運動着ととてもよく合っていました。

私は10分ほどで有酸素運動を切り上げ,腹筋の筋トレの真似を始めました。小熊もエアロバイクを止めてマシン・トレーニングを始めました。私は小熊がどんな筋トレをするのか興味津々でした。鏡越しにチラチラと小熊を観察することにしたのです。

小熊の筋トレは,真似以下でした(ふめい)。まず腹筋台を使って腹筋運動を始めたのだが,小熊は最低傾斜で5回くらい状態起こしをしただけで止めてしまいました。つぎにラットマシンで背中の運動を始めたのだが,これもちょっとやって止めてしまいました。

「つぎは何をするのかな」と思っていたら,小熊はトレッドミルでまた有酸素運動を始めました。どうやら小熊にとって,今日は有酸素運動の日だったようです(←本人に尋ねたわけではないので真偽は不明)。それから小熊は時速8kmほどで20分間,走り込みをしました。(トレッドミルの駆動音を聞けば,どれくらいの速さで走っているか分かるのです。)

小熊は目先の変化に大喜び

私は,幸運にも小熊と同じ時間にマシンジムを後にすることができました。帰り際に小熊は体重を計っていました。私は小熊の口から発せられた一言を聞き逃しませんでした。小熊は「すげー,1キロ減った」と言っていたのです。

以前,某パパも似たようなことを言っていましたよ。太目の人ってちょっと体重が減っただけで大喜びするものなのですね(いやみ)。私は「ふふふ,小熊ちゃんそれは体の水分が抜けただけだよ。水を飲んだらすっかり元通り」と薄ら笑いを浮かべながら(ちびまる子ちゃんに出てくる「野口さん」のように),ロッカールームに向かいました。

小熊の裸をチェック

私はさっさと脱衣を済ませ,小熊よりも早く浴室に入りました。小熊を待ち伏せすることにしたのです(なぞ)。さてシャワーを浴びていると,のこのこと小熊がやってきましたよ。小熊の体は想像を超えていました。服を着ているときは分からなかったのだが,贅肉ばかりで筋肉はかなり貧弱だったのです。いちばんダメな太り方をしていたのです。道理でスポーツクラブに通いたくなるわけです(またまたいやみ)。

小熊は身に危険が迫っていると悟ったのでしょうか。浴室から出ると,まるでビデオの早回しかのように大急ぎでタオルで全身を拭き,服を着ました。かなり流行りの服装だったもので,やっぱり若い小熊なんだなと思いました。

私は小熊の後姿を見つめながら,小熊の「はったつ」に俄然,興味が湧いていました。何しろ元は悪くないのです。「あの子は磨けばきっと光る。スチルはいけるけど,まあビデオは無理かな」などと,わけの分からないことを考えながら,ひとり素敵な気分に浸ってしまいました(ふめい)。