2004-12-12 G∀M∃S 爆裂○○7 雄○スペシャル第2弾
某日,雄○さんの新作,爆裂○○7を入手しました。今回は書きたいことがたくさんあったのですが,すごい量(原稿用紙換算で6枚)になってしまったので,かなり削りました。
諸情報
- 媒体―DVD-ROM
- 形式―MPEG-2 720x480 (NTSC) (NTSC 525/60) (4:3)
作品の構成
- 場面1―ファンとの交流
- 場面2―雄○さん虐待される
- 場面3―雄○さん自室で撮影
- 場面4―雄○さんと某誌のモデルさん
雄○さんふしぎ少女に玩ばれる
この作品は事務所らしき一室で,スタッフと雄○さんが対話する場面から始まります。テレビ番組を意識したのか,対話中に各々の「場面」が挿入され,お話が進行するという作りなのです。
場面1は,雄○さんがファンと称する集団の玩具にされるという野蛮な企画です。あの人たちは本当にファンなのでしょうか。ナショ○ル・スキ○ルで刈ったかのような,揃って同じ髪型をしており異様な雰囲気でした。雄○さんは素人相手ということもあってか,緊張した様子に見えました。
場面1の後半では,雄○さんにふたりの少女が馬乗りになるというありがちな場面がありました。雄○さんは目を見開き,真剣な表情をしていたので,私はびっくりしてしまいました。「いつもの雄○と違う。いったい彼に何が」なんて,画面を食い入るように見つめてしまいました。あの表情を見るためだけでも,この作品を買う価値があるといえます。
鏡に酔う雄○さん
場面3は,雄○さんの部屋とする場所での撮影でした(それが本物かどうかはさておき)。生活感が漂っていて非常によいと思いました。私はかねてから「雄○さんってどんな部屋に住んでいるのだろうか」と興味津々でした。「きっと天井から電灯の紐が垂れているような部屋に違いない」と想像していたのです。
よい意味で期待を裏切りませんでした。部屋には家具らしい家具がなくて,質素でした。「お金がない」ように見えました。電灯の紐もしっかり垂れていました。これでいいのです。
雄○さんの魅力のひとつは,素朴なところです。ああ見えてじつはインテリで,観葉植物が置いてあってフサフサの猫(しかも「キャサリン」とか「カトリーヌ」なんていう洋風の名前)がはいつくばっているような部屋だったら大問題です。私の中の雄○さん像(単なる妄想)が完全に崩壊してしまいます。窓からDVDを投げ捨てていたと思います。
さて,雄○さんの自室とする場所での撮影ですが,映像の彩度が低く血色の悪い肌に映っていました。どうも光源が天井の蛍光灯だけのようで,色温度が高すぎるし照度も不足しているのです。でもだからといってビデオライトを配置してしまうと,自室で撮ったという雰囲気が消えてしまうので,あれで仕方がないと思います。
カメラは三脚に固定したものが2台あり,雄○さんにも1台持たせていました。雄○さんが自分で撮った映像なのですが,事前に撮影指導を受けていなかったのか,何を撮りたいのかがさっぱり不明でした。しかもカメラに広角レンズを付けていなかったようで,あの距離では被写体が大きく映りすぎたと思います。映像を編集した人は「素材として使えねーよ」ってことになったのではないでしょうか。実際,雄○さんが撮った映像は5秒くらいのカットに分け,全体のアクセントとして使ったようです。
場面3の後半,雄○さんはのそのそと鏡を持ち出しました。雄○さんは,鏡に映った姿を見て「はあ,鏡に映ってるぅ」などと1オクターブ高い声を出していました。あの人は鏡が好きなのかもしれません。私が所属している映像表現同好会(詳細ふめい)でも,同じ効果を使った作品を見たことがあります(なぞ)。鏡を使うと,光の回りが良くなるのと被写体が自分を確認しやすいので,室内撮影ではとても有効なのです。
まとめ
よくできた作品だと思います。おそらく爆裂○○ル・シリーズ最高のデキです(私は爆裂○○ル1と6をみていないので,両者との比較はなしですが)。「B○dy F∃∃ls」のときに気になった映像の荒れもありませんでした。音はたまに荒れていますが,微々たるもので問題ありません。
今回の作品では,監督さんの並々ならぬ想いが伝わってきました。おそらく雄○さんに社運が掛かっているのでしょう。最後になりましたが,DVDをPCで再生するとDVDのディスク名が「WE LOVE YUTA」であることに気づきました。購入した方は,そういう細かな仕上がりにも注意してみましょう。