2005-03-01  アケミちゃん体液で汚れた夜

某日,市内某大衆浴場を調査してきました。その日,あのアケミちゃん(どのアケミちゃんかという質問はしないでください←なぞ)が蒸し風呂を占拠していました。蒸し風呂を出たり入ったりしていたのです。明らかに挙動不審でしたが,アケミのいつもの行動だったので,私はあまり気にかけていませんでした。

閉店15分前,館内に蛍の光りが流れ始めました。それから数分間,蒸し風呂にはアケミ一人がいたようです。しばらくして蒸し風呂の扉が勢いよく開き,アケミが逃げるかのように立ち去っていきました。私は「おかしい,何かあるわ」と思い,だれもいない蒸し風呂を調査することにしました。

一見,蒸し風呂の中に変わった様子はありませんでした。アケミが座っていたと思われる場所だけ,水浸しになっていたので近づいてみました。私は目を疑いました。床にものすごい量の精○がぶちまけてあったのです。どうもアケミちゃんは,だれも相手にしてくれないものだから(毒)独りでヨコ漏れしていたらしいのです。

私はアケミの精○を目の前にして,春から施行される個人情報保護法が脳裏をよぎりました。そういつもの勘違いです。「これって究極の個人情報なのではないだろうか。そうだとしたらこのまま放置していてはいけない。お掃除のおばさんも驚くだろうし」と思い,排水溝に流してあげることにしました。

蒸し風呂の中には樽があり,中に水が入っていました。私は手しゃくで水を汲むと,勢いよく精○に水を掛けました。てっきり流れてくれると思っていたのに,逆に散らばってしまいました。私は軽いパニック状態に陥りました。「だめ,やさしくしないといけないんだわ」と思い,今度はゆっくりとお水を流してみました。すると精○は滑るかのように排水溝に流れ込みました。みごと撤去に成功したのです。

脱衣所に戻ると,アケミは何喰わぬ顔をしながらドライヤーで髪を乾かしていました。私は「アンタね,いい加減にしなさいよ」とデンパを送ってみましたが,アケミが受信できるはずもありませんでした。

その日の調査は,まったく多すぎて困りました。アケミがあのような極端な行動をしてしまう原因は,孤独だからです(ふめい)。私は「早くアケミにお風呂仲間ができればいいのに」と思いました。むろん,できたとしても碌でもない仲間でしょうけれどね(再三ふめい)。