2005-08-26  倉木麻衣 Delicious Way

昨晩,ブックオフで「倉木麻衣 Delicious Way」を買ってきました。なんと105円だったのです。聴いてみたので感想をお話します。

形容すると「冷たくて甘い食べ物」

一度,通しで聴いてみました。

私は音楽を聴くとよく頭の中に「絵」が浮かんできます。麻衣たんの曲を聴いていたら「黒背景にバニラアイス」「水しぶきいっぱいの果物盛り合わせ」が思い浮かんできました。

理由は自分でも分かりませんが,まとめて「冷たくて甘い食べ物」ということなのでしょう。

加工されすぎ

麻衣たんの声は加工されすぎという気がしました。ジャ○ーズのタレントほどひどくありませんが,聴いていて不自然に感じました。

人工っぽいのが好きなのか,よほど歌が下手なのか知りませんが,生身の人間が歌っているように聴こえないのです。

それとヘッドホンで聴いていて気づいたのですが,麻衣たんは鼻濁音「か゜き゜く゜け゜こ゜」が発音できないようです。

たとえばトラック3の「Secret of my heart」を聴いてみると「逃げたい」→「にゲたい」,「君と過ごす」→「きみとすゴす」という具合にいちいち引っ掛かります。

私には好ましく聴こえませんでした。本人はなんとも思っていないのでしょうか。最新の楽曲でどうなっているのか調査してみる必要がありそうです。

宇多田ヒカルの真似と言われていたが

麻衣たんがデビューした当時,よく宇多田ヒカルさんと比較されました。

比べてみるとヒッキーの方が数段上という気がしました。予算の都合なのでしょうけれど,麻衣たんの曲ってサビ以外の作り込みがいい加減で洗練された印象がないのです。

もっとも宇多田さんもこの頃の曲は,雑な気がします。たぶんヒッキーって「もう歌いたくない。ラーメン食べたい」ってスタジオで駄々をこねるものだから収録回数が少ないのでしょう(←ただの妄想)。

さて話題が逸れてしまいました。このアルバム,105円の価値はないと思います(毒)。ただトラック2の「Love, Day After Tomorrow」のサビだけはやたらと気合が入っているので,気になる人はお試しください。