2005-09-22 K○カンパニー surpr1se! N∃WS
(2005/9に鑑賞)
ここしばらく肌色ビデオをまったく鑑賞していませんでした。某日,surpr1se!の作品を入手できたので感想をお話します。
諸情報
- 媒体―DVD-ROM
- 形式―MPEG-2 720x480 (NTSC) (NTSC 525/60) (4:3)
場面の説明
- 場面1―海岸にてお二人で
- 場面2―室内にてお二人で(場面1のつづき)
- 場面3―室内にてお二人で
- 場面4―室内にて三人で
- 場面5―室内にてお二人で
- 場面6―室内にてお二人で(場面5のつづき)
- バックナンバーの紹介
スタッフの心の闇を感じる作品
まず誤解のないように言っておきます。この作品の完成度は平均よりも上です。買っても決して損はしないでしょう。モデルさんの質は均一であり,極端にハズレって人は紛れ込んでいません。撮影はお上手ですし時間設定も適切です。品質は決して悪くないのです。
ただしスタッフのノリについて行ける人でなければなりません。この作品では執拗に競泳パンツ,ラッシュガード,水中メガネが登場します。これらの演出に対して,疑問を抱いてはなりません。
場面1は屋外の水辺での撮影です。脇役さんは水中メガネをしています。場面2は屋内での撮影なのですが,やっぱり脇役さんは水中メガネをしています。おかしな演出だとは思うのですが,疑問を抱いてはなりません(2回目)。
脇役さんの水中メガネに対する「囚われ」は,幼少期あるいは学童期に受けた心の傷が露呈しているのだと思います(ふめい)。脇役さんは,水中メガネを掛けなければ満足できないのです。おそらく過去に受けた惨酷な仕打ちの記憶を和らげるために,あのような◎癖に走っているのです(再三ふめい)。
さて話しが逸れすぎましたね。本編の感想をお話します。
現代社会の残酷さを鮮明に描写
場面1から場面3は,「ちょっとお小遣いがほしいからアルバイトしてみました」というノリです。場面3のモデルさんに至っては「これでケータイの金が払える。よかった」と安堵の表情を浮かべているようにすら見えました。
場面4では現代社会の残酷さを感じました。冒頭ではモデルさんが怯えたような仕草をしておりましたし,あからさまに嫌がっていたのです。
「お金がほしくて出演することにしたけれど,やっぱり嫌だ」といったご様子で,見ていて痛々しかったのです。
もっとも私には,それがとても好ましい絵に見えました。「借金が返せなくて,お金がほしくて不埒な仕事に明け暮れる自分。こんなことになってお母さんごめんなさい」といったモデルさんの心の悲鳴が聞こえてくるようで,とても良かったのです。
借金娘は,どんどんいじめてやればよいのです(有害)。決定的な主従関係を利用して,これみよがしに下品な要求を叩きつけてやればよいのです。
魔少女あらわる
場面5は,カフェのような場所から始まります。お茶を飲みながらスタッフがモデルさんにあれこれインタビューします。この場面ではレフ板を使っているのか,たまたま光の加減がよかったのか分かりませんが,モデルさんの目に光が映り込んでおり,美しい映像に仕上がっています。
さて,このモデルさんは素人という設定のわりに演技がものすごくうまいです。とにかく落ち着いていますし,腕の表情が完璧なのです。私は「この子って魔少女だな」と思いました。
魔少女はたぶんプロです。どこかのお店で買えるのかもしれません(なぞ)。興味のある方は,探してみてはいかがでしょうか。