2005-10-10  2005年秋のデジタルビデオカメラ

連休中いつものようにヨドバシカメラを調査してきました。秋のDVカメラが店頭に並んでいたので,べたべた触ってきました。キヤノンの製品ばっかりなんですけれど感想をお話します。

キヤノンIXY DV S1

女子テニスプレイヤーのマリア・シャラポワさんがコマーシャルしているビデオカメラです。

四角い筐体が特徴なのだが,手に持ってみるとやっぱり四角いです(なぞ)。操作体系は歴代のキヤノンDVカメラを踏襲しており,初めて触る私でもすぐ使うことができました。

感心したのがメニューを選択するツマミです。レバー型に改良されていました。従来機はロータリースイッチになっていて,撮影中にこれを回すとガチャガチャという雑音が録音されてしまったのですが,S1ではその心配がなさそうです。

キヤノンDC20/DC10

米国ダグラス社の旅客機かのような型番ですが違います。キヤノン初のDVDカムなのです。(注意:「DVDカム」は日立製作所の商標のような気がしますが,説明を簡単にするため映像と音声をDVDに記録するデジタルビデオカメラのことを,ひと括りに「DVDカム」と言うことにします。)

DVDカムって出始めの頃は録画時間の短さやMPEG2特有の映像品質の問題,さらには事実上,日立の専売特許だっため肝心の絵作りがなかなか洗練されず苦戦している感がありました。すぐ消えるんじゃないかと思っていたのですが,どうしてソニーとキヤノンも製品を揃え,すっかり市民権を得るまでに成長しました。

さて,そのキヤノン初のDVDカムを触ってみたのだが「何これ,使い方わからねー」と思いました。カメラを操作するためのボタンやスイッチが変な場所についていたのです。展示品のカメラがプログラムモードになっていたので,まずオートモードにしてみようと思ったのだが,切り替えスイッチが見当たらずどこにあるのか探してしまいました。

あと,最近の機種にしては操作ボタンの類が多すぎると思いました。初代機だからでしょうが,作り込みが甘いという印象を持ちました。DVDカムで心配なのは「電源を入れてから何秒で撮影可能になるか」とか「録画完了から何秒で再生可能になるか」なのでしょうけれど,展示品には記録媒体が挿入されていなかったので検証できませんでした。

液晶ビューカム絶滅していた

一部で囁かれていたのだが,シャープの液晶ビューカムは絶滅したようです。お店に展示品がまったくなかったのです。シャープのWWWサイトを見てみると,液晶ビューカムの情報は2005年1月を最後に更新されていません。このまま消えてしまうのでしょうか。

展示がないことだけは確かなのですが今後,在庫処分のためにワゴンセールでごっそり出てくる気がします。ビューカム最後の晴れ舞台に注目しましょう。