2006-10-21 ジューシィ2―アフィリエイト崖っぷち―
「ジューシィ」は,アフィリエイトを収益源としたWWWサービスの開発名です。2005年12月下旬から1か月半を掛けて開発,運用を開始しました(現在も運用中)。
ジューシィのその後なのですが,話にならない段階にまで苦戦しています。WWWサーバの運用費分は稼いでいるし,更新は自動なので手間も掛からず赤字にはならないものの,さっぱり売上が伸びないのです。
このままでは,開発費用を回収するだけで何年も掛かってしまいます。アフィリエイトは儲からないって最初から知ってはいましたが,あまりの成績の悪さに「キィーーー」って感じなのです。(実際に「キィーーー」って言っているわけではありませんが←ふめい。)
今後のテコ入れのために問題点を整理しておきます。
サイトの特殊性と商品単価の低さ
WWWサイトというもの,知られていないものはだれも見ません。
ジューシィと似たような内容のサイトがいくつかあるのですが,どこも閑散としているように見えます。そもそも市場規模が小さいようなのです。
普通,アフィリエイトではサイトの内容と掲載する商品の傾向を合わせます。ジューシィの場合,商品単価がかなり低く,売れたとしても利益は1件あたり10円とか20円という世界です。単価が低くてしかも数が出ないのです。
これでは話しになりません。「参入する前に分析しておけよ」と言われてしまいそうなのですが,まったくそのとおりです。いやはや,後の祭りです。
広告配信の問題
ジューシィはPCサイトと携帯サイトのふたつを運用しています。利用数は携帯サイトの方が多いです。PCサイトの3倍くらいあります。
PCサイトの動向は予想の範囲内なので良いとして,問題は携帯サイトです。最初は好調な滑り出しでした。ところが,あれよあれよという間にクリック率が減少していきました。一体,何が起きたのでしょうか。調べてみたら利用者のほとんどがリピータでした。利用者が広告を見慣れてしまったらしく,クリック率が落ちてしまったのです。
リピータの存在はなんら悪いことではありません。まずいのは現在,使っている某社の広告配信システムです。利用者の嗜好を分析して,広告を取っ換え引っ換え配信し続けなければならないのですが,この嗜好の分析の精度が非常に悪いです。どれくらい悪いのか数値化できないくらい悪いです。私はいつも「このヘタレが」と文句を言っています。
アフィリエイトの問題というよりも某社のシステムの限界によるものなのだが,なんとかしたいものです。
今後の対応
- 放っておいても赤字にはならないのでひたすら我慢する ← 不採用。なんらかのテコ入れは必要。今後,成績が悪化する可能性はゼロではない。ただし構いすぎると損をするので注意
- 宣伝を強化する ← 採用
- 広告配信を自前でやる ← 技術的に可能だが現状の費用対効果を考えると時期尚早。規模を拡大できたら再検討