2007-04-15 C○∀⊥-WEST Smart 4th impression
(2007/4に観賞)
某日,某人物から肌色ビデオを借りてきました。感想をお話します。借り物なのにずけずけとした評価になりました。
作品の構成
- 場面1―湾岸の資材置き場にてお一人で
- 場面2―ブランコに揺られて三人で
- 場面3―張り付けにされながら二人で
- 場面4―縄で縛られて二人で
- 場面5―拉致されて三人で
- バックナンバーの紹介
被写体が死んでいる
DVD表紙のメインモデル(ゴウ君)が出演しているのは,場面1と場面2です。
場面1は屋外での撮影です。ゴウ君はいわゆる「ストリート系」という設定らしい。簡単なインタビューの後,湾岸の資材置き場のような場所で突然,お始めになりました。「ちょっと唐突すぎるんじゃないのかな」と思いました。いきなりパンツを脱いでしまっているのです。ぜんぜん野外系の生態ってものを分かっていないのですよ。
場所が場所ですので,「最初は軽くと思っていたけれど,どんどん気分がエスカレートしてしまって,ついにはあんなことに‥‥」みたいな段取りにして欲しかったなと思いました。撮影の仕方ですが,モデルさんに接近しすぎていて単調。せっかく野外で撮ったのですから,風景の描写も欲しかったです。
場面2は,室内での撮影です。ゴウ君は某ブランコに揺られながら,二人の少女を相手にがんばっていました。この場面では,ちょっと変わった小道具が出てきていました。自動採掘機に身を任せていたのです。自動採掘機の正体は金魚体操の器具のようです。最初,見たときはびっくりしましたが,すぐ見慣れてしまい効果はいまひとつでした。
さて,場面1と場面2の両方に言えることですが,被写体が死んでいると思いました。「この作品ではこの子のココを見せたい」という監督さんの強い思い入れが伝わってこなかったのです。撮影した人と,編集した人が別だったのでしょうか。なぜ焦点がぼやけてしまったのか気になりました。
とくに場面2はだらだらと時間が長く,モデルの鮮度が落ちていると思いました。編集でばっさりと切った方が良かったのではないでしょうか。
大物女優あらわる
場面5は,路上を歩いていたら不審な人たちに目を付けられ,連れ去られてしまうというお話です。
このモデルさんはかなり演技が上手だと思いました。最初から最後までなんらの隙もなく「被害者」になりきっています。「劇団の人なのかな」と思ったくらいです。
ただし暴漢役のお二人はイマイチな気がしました。たんに好みの問題だと思うのですが,線が細すぎるし肌もきれいすぎて,まったく荒くれ者に見えないのです。とくに気になったのは水中メガネ姿です。水中メガネではなくて,覆面をして顔全体を隠してしまった方が良かったと思います。覆面って息苦しいので私は嫌いですが(ふめい)。
ほか
- 場面3―うまくできている。時間配分も適切
- 場面4―モデルさんの目の開閉がおかしい。瞼に1mm程度の縫い目がありました。二重の美容整形手術をしているんだと思います。下を向いていると武田真治に似ているのですが,撮影する角度をかなり選ぶらしい。仰向けの姿勢は撮影禁止のようです