2007-10-01  某映画館―12年前の誘惑―

某日,市内某映画館を再調査してきました。あまりに濃厚な調査結果が得られたもので,私自身ちょっと戸惑ってしまいました。本当に戸惑ったのかどうかは置いておいて(なぞ)。

イチジク浣腸が散乱

ある蒸し暑い日の夕刻,某映画館に潜入してきました。到着後,まずトイレに行くことにしました。便所が大好きというわけではないはずなのですが(その可能性も否定できませんが←ふめい),たまたま尿意を催していたのです。

小便器へ向かう途中,個室の前を通り過ぎたのだが,ある個室のドアが半開きになっており床にはポリ袋が落ちているように見えました。「某ゴム製品の残骸かな」と思って,ドアをゆっくり開けてみたら,なんと使用済みのイチジク浣腸が散乱しているではありませんか。ポリ袋は浣腸を包装していたものだったのです。

幸い残骸が落ちていただけで,周囲が汚物で汚れていることはありませんでした。私は使用済みのイチジク浣腸の配置が気がかりでした。「置いておいた」というよりも,見せ付けるために意図的に「ばら撒いた」ように見えたのです。一体,何の儀式なのでしょうか。どうやらこの映画館は,ありとあらゆるマニアックな人種の娯楽施設のようです。

怪しいカップル

トイレの調査を済ませた後,私は館内の後部座席の辺りを調査することにしました。いつものように後部座席だけが妙に混雑しており,虹色業界人と女装子たちで賑わっているように見えました。ところで,その日はちょっと様子が違いました。なんと堂々と○行為が行われているではありませんか。こんなことが許されるのでしょうか。

そのカップルはパンチパーマの中年男性と女装子という,かなり有害な組み合わせでした。中年男性は「レザースーツ」を着用しており(バイクに乗るような格好ね)身動きするたびに黒い光を放っていました。この二人がすごい盛り上がり方をしていたせいか,すでに映画を観ている人はだれもいなくて,みなさん二人を見物していました。

私はそのパンチパーマの男性に,見覚えがありました。「どこかで見たことがあるような。でもどこで見たんだろう」と考えていたのだが,女装子がリップサービスを始めて「あ,あの人だ」と気づきました。下品になるので,「どこ」を見て気づいたのかは伏せておきます。

12年前の誘惑

12年前の出来事です。某日,市内某公園にて,パンスト姿でさ迷っている人がいたのです。いや,スパッツ姿だったのかも。とにかく,ピチピチと肌に密着したタイツを穿いていました。そのとき私は「珍しい格好をしている人だな」と思って,離れた場所から動向を観察していました。しばらくして,パンスト男さんに妖怪が急接近しました。妖怪はパンストをずり下げると,唐突に某リップサービスを始めました。

その光景がかなり野蛮だったせいか,私の脳裏に焼きついていたのです。今回の映画館の調査でも,たまたま似たような構図になったものだから「あ,あの人だ」と気づけたわけなのです。下品になるので,「なに」を見て気づいたのかは伏せておきますが(←2回目)。

私こういう経験って初めてではありません(ふめい)。どうも顔や背格好はよく覚えられなくて,とんでもない箇所で個人を識別しているのです。最初は「あれー,この人だれだったっけ?知っているようで知らないような」というときでも,途中で「ああ,分かった」となるのです。下品になるので,「なに」を見て気づくのかは伏せておきます(←3回目)。