2009-03-30 だれにも訊けない野外系の謎
私が公園デビューを果して,かれこれ十数年になります。以来,さまざまな謎を解明するために虹色業界人の生態を調査してきました。
私は少しいい気になっていたのかもしれません。公園デビューを皮切りに駅前便所,映画館,ばい菌部屋,パパの湯,日焼けスポット,海水浴場,お盛んバ―,アノ病気の抗体検査という具合に,業界の難所を邁進してきたのです。ここ数年は,「調べるような謎なんかもうないよね」などと上級者を気取っていたのです。
しかし,3月のある日,某お風呂から帰る途中の出来事でした。私は大変なことに気づきました(本当に大変なのかどうかは置いておいて←なぞ)。たまたま某公園の近くを通り過ぎたときに,「そういえばあの公園で会った人たちは,いま何をしているんだろう」と思ったのです。
するとどうでしょう。デビュー元年となった,1994年の思い出が走馬灯のように駆け巡りました。すっかり忘れていたのですが当時,某公園ではさまざまな怪現象が発生していたのです。しかも,それらは未だに解明されていないのです。
今日は,それらの謎のお話をします。
<画像の説明>ほぼデビュー当時の私です。整形手術前の貴重(というか極めて有害)な一枚です。
50代なのに朝までがんばっていた人の謎
野外系の活動時間は,深夜からときには朝方にまで及びます。私の記憶では,50代の人が夜通し若い子を追い掛け回していました。
人並み外れた体力なのではないでしょうか。昼間は何をしていたのでしょうか。寝ていたのでしょうか。いま私が同じことをしようとしたら,生体の周期が乱れて病気になってしまいそうです。
たぶん「若い子の生き血を啜っていたから元気だった」のだと思うのですが,何らの科学的な根拠はありません。もし,そうだとしたら本当に妖怪です。50代なのに朝までがんばっていた人の謎は,未調査なのです。
車上生活者の謎
ほぼ毎日,某公園に自家用車で乗り付け,そのまま朝まで車内で過ごしていた人が何人かいました。当時は,iモードどころか携帯電話すらまだありませんでしたから,あの人たちはぼんやりと座っているか,眠くなったらその場で寝ているかのどちらかでした。
年齢は30代の人が多かった気がします。いま考えると「ほかにやらないといけないこと,あったんじゃないの?」と思ってしまいます。おそらく,何にもすることがないから公園に来ていたのでしょうけれど,それにしても時間を無駄にしすぎなのです。金曜・土曜の深夜だけではなく,ほぼ毎日いらっしゃったのです。
重症のドキュンだったのでしょうか。30代でそんな不摂生をしていたら,体型が崩れて大変なことになりそうです。何とも思っていなかったのでしょうか。今となっては謎なままです。
アジア系留学生の謎
某公園の近くには国立大学があります。そのせいだと思うのですが毎年,公園にはアジア系留学生の姿がありました。
私が「不思議だな」と思ったのは,まるで定員1名の外国人枠があるかのように,留学生は必ず一人しか来なかったのです。公園に来る留学生の顔ぶれは,年ごとに入れ替わっていました。しかし二人現れたことは一度もなくて,必ず一人でした。(「独り」じゃなくて「一人」よ。)
単純に確率の問題なんでしょうけれど,不思議だなと思ってしまいます。もしかしたら,留学生も調査員だったのかもしれませんね。そうだとしたら,どこかで私の調査結果が報告されていたのかもしれません。