2009-08-16 パパ出張レッスン―外付けHDD―
パパ出張レッスン,久しぶりの続報です。今回,パパは外付けHDDに挑戦することになりました。
HDDの容量が足りない
パパがPCで主にやっている作業は,肌色画像の印刷と映像の編集です。DVDビデオやビデオCDをPCに取り込んでから,名場面だけを切り貼りして,再びDVD(-R/-RW)に書き出しているのです。
最近, 内蔵HDDの容量不足のせいで編集作業が中断してしまうことがあるらしい。外付けHDDの導入を検討することになりました。
パパはノートPCを使っています。私のPCだったら外付けでHDDを繋げるんじゃなくて,内蔵HDDを取り変えちゃうんですけれどね。他人のPCを解体するのは気が引けたのと,事故が起きた時に話がややこしくなると困るので,外付けHDDで済ませてしまうことにしました。
家電量販店へ
16時,パパと家電量販店へ出かけました。
お店のPC売り場にたどり着くと,さまざまなストレージ製品が並んでいました。パパは「たくさんあるな」と言っていました。選択肢がたくさん用意されていることは,中級者以上には良いことなのですが,初心者には苦痛でしかありません。どれを選べば良いのか分からなくなるからなのです。
私が勧めたのはIO-DATAのHDCS-URシリーズです。容量は1.0TBを勧めました。価格は11,000円程度でした。
この製品を選んだ主な理由は,安かったからです。増設HDDは,映像編集ソフトが一時ファイルを作るドライブ・フォルダに使います。信頼性はどうでも良いので,まずRAIDである必要はありません。つぎに容量をいくつにすべきか,となるのですが,将来に渡って買い換える必要のない容量にしておこうと思って,1.0TBにしてみました。本当はそんなに使わないんですけれどね。
「どうしてメーカー品を選んだの?バルク品の方が安いのに」と思った人がいるかもしれません。単純に問題が起きたときにメーカー・サポートを利用してもらいたかったからなのです。使っている途中で調子が悪くなったからといって,こちらに連絡されても困りますからね。
FAT32だと遅い
お店から帰ってきて,いよいよノートPCに外付けHDDを導入することになりました。接続してみたところ,FAT32でフォーマット済みだったので,すぐに使えました。
映像編集ソフトの設定を変更して,一時ファイルを外付けHDDのドライブに作るようにしてみたら,思惑通り動作している様子。ところがアクセス速度がかなり遅い気がしました。遅いとはいえ,まったく動かなかったわけではないので,ひとまず設定をいじらずにパパに普段どおり作業してもらうことにしました。
DVDビデオを取り込んで編集してもらったのだが,どうもパパは一時ファイルが分割されるのがお気に召さないご様子。FAT32では1ファイルの最大容量が4GBに制限されます。映像の一時ファイルが複数になってしまうことがあるのです。
一時ファイルがどうなろうと,本来は関係のない話です。でもパパは,内蔵HDDのときと同じように動かないと気に入らないと言うので,NTFSでフォーマットすることにしました。FAT32からNTFSに移行するときも,クイックフォーマットで済むものなんですね。再フォーマットはすぐ終わりました。
するとどうでしょう。1ファイル4GBの制限がなくなると同時に,アクセス速度が劇的に向上しました。普通の速さになっただけなんですけどね。私,FAT32なんか使ったことがなかったから,FAT32があんなに遅いものだとは知りませんでした。
――こうして,パパの動画編集生活が再開されました。私ね,パパの行動が無駄に思えて仕方ありません。「DVDに書き出さないでPCで直接,視ればいいんじゃないの?」と思うのですが,人によって価値観は異なるものです。本人がそれで良いというのですから,他人がとやかく言う問題ではありません。
それに一日中,暇みたいですしね。下手に生産性が向上して,外に出て来られる機会が増えても厄介なのです(なぞ)。