2017-07-25 パパ出張レッスン―魅惑のスリーダイヤ―
スリーダイヤとは,三菱グループのことです。
某日,某パパ(63歳)と家電量販店へ行ってきました。
パパが言うのは,NECノートパソコンで使っているワイヤレス・マウスの調子が悪いらしい。様子を拝見したところ,ホイールボタンが壊れていました。まったく使えないというわけではないのですが,経年劣化によりホイールが回り難くなっていたのです。そこで,パパと一緒に新しいマウスを買うことにしました。
さて,マウス売り場に行ってみたのだが,あまりの品揃えの多さに拍子抜けしました。パパに事前にどんなマウスが欲しいか聞いていたのですが,無線式ではなくて有線式にしたいというだけで,それ以外の要望はない。パパは,マウス選びにかなり迷っているご様子でした。
「こんなんで今日,買って帰れるかしら?」と思いながら眺めていたのだが,パパは,あるメーカーの商品を見つけて即決に至りました。それは,三菱化学メディア,Verbatim(バーベイタム)ブランドのマウス。
私は,まず三菱化学メディアのマウスが存在することに驚きました。つぎに,三菱グループのスリーダイヤを見た途端に「これにする」と言い放ったパパに驚きました。
どうもこの人にとって,スリーダイヤは信頼の証みたいなんですよね。私には理解できない。
パパの自宅にて,早速,新調したマウスを使ってみたのですが,ボタンの押し心地が重く感じるらしく,気に入っているようではありませんでした。この人は,スリーダイヤに裏切られてしまったのでしょうか。
それでも,「我慢して使う」とパパは言っていました。スリーダイヤには,忍耐を強いる力もあるのですね。
私,身の回りで三菱好きの人って,この人しか知らないのですが,もしかしたら「衣食住なんでも三菱」なんて人も世間には存在するのかもしれません。いらっしゃったらご一報ください。(本当にされても困りますが←なぞ)
2016-05-19 パパ出張レッスン―画面に張り付いて消せない―
某日の昼下がり,某パパから電話がございました。
なんでも,パソコンの画面に料金支払いの表示が張り付いてしまい,消せなくなってしまったそうです。私は,電話で話しても埒が明かないと思いました。夕方,ノマド・ワーキングの真似の帰りに,パパの自宅へ立ち寄ってみることにしました。
17時,パパの住むマンションの一室へお邪魔してきました。
部屋に上がり込んで,PCを見てみたのだが,いわゆるマルウェアに感染している状態に見えました。
PCを再起動してみると一見,怪しい挙動はしていないように見えました。ところが,再起動から1分ほど経つと,料金支払いの表示が現れました。
文面は,何月何日までに料金を払いなさいといった内容。
その表示が,ウィンドウなのかダイアログなのか,はたまた壁紙を動的に書き換えたものなのか,正体が何なのかは分かりませんでしたが,質の悪いものであることだけは確かでした。
私は,どうやって復旧させるか少し考えました。OSを再導入してしまえば完璧なのですが,時間が掛かりそうなのと,導入後の諸設定をやり直すのが面倒くさい。そこで,まずWindowsに標準で備わっている,「復元ポイント」機能で復旧を試みてみたら,不正な表示を消すことができました。これで作業完了とすることにしました。
たぶん,レジストリを過去のバージョンに戻したというだけで,マルウェアのデータというか,ファイルはPCのHDDに残ったままなのでしょう。でも,触らなければ害はないはずです。触らなければの話ですが(なぞ)。
さて,パパに何をしてマルウェアに感染したのか尋ねてみました。
インターネットからダウンロードしたファイルを開いたら感染したそうです。実際のところ何をしてしまったのか,今さら知る術はありません。
2009-08-16 パパ出張レッスン―外付けHDD―
パパ出張レッスン,久しぶりの続報です。今回,パパは外付けHDDに挑戦することになりました。
HDDの容量が足りない
パパがPCで主にやっている作業は,肌色画像の印刷と映像の編集です。DVDビデオやビデオCDをPCに取り込んでから,名場面だけを切り貼りして,再びDVD(-R/-RW)に書き出しているのです。
最近, 内蔵HDDの容量不足のせいで編集作業が中断してしまうことがあるらしい。外付けHDDの導入を検討することになりました。
パパはノートPCを使っています。私のPCだったら外付けでHDDを繋げるんじゃなくて,内蔵HDDを取り変えちゃうんですけれどね。他人のPCを解体するのは気が引けたのと,事故が起きた時に話がややこしくなると困るので,外付けHDDで済ませてしまうことにしました。
家電量販店へ
16時,パパと家電量販店へ出かけました。
お店のPC売り場にたどり着くと,さまざまなストレージ製品が並んでいました。パパは「たくさんあるな」と言っていました。選択肢がたくさん用意されていることは,中級者以上には良いことなのですが,初心者には苦痛でしかありません。どれを選べば良いのか分からなくなるからなのです。
私が勧めたのはIO-DATAのHDCS-URシリーズです。容量は1.0TBを勧めました。価格は11,000円程度でした。
この製品を選んだ主な理由は,安かったからです。増設HDDは,映像編集ソフトが一時ファイルを作るドライブ・フォルダに使います。信頼性はどうでも良いので,まずRAIDである必要はありません。つぎに容量をいくつにすべきか,となるのですが,将来に渡って買い換える必要のない容量にしておこうと思って,1.0TBにしてみました。本当はそんなに使わないんですけれどね。
「どうしてメーカー品を選んだの?バルク品の方が安いのに」と思った人がいるかもしれません。単純に問題が起きたときにメーカー・サポートを利用してもらいたかったからなのです。使っている途中で調子が悪くなったからといって,こちらに連絡されても困りますからね。
FAT32だと遅い
お店から帰ってきて,いよいよノートPCに外付けHDDを導入することになりました。接続してみたところ,FAT32でフォーマット済みだったので,すぐに使えました。
映像編集ソフトの設定を変更して,一時ファイルを外付けHDDのドライブに作るようにしてみたら,思惑通り動作している様子。ところがアクセス速度がかなり遅い気がしました。遅いとはいえ,まったく動かなかったわけではないので,ひとまず設定をいじらずにパパに普段どおり作業してもらうことにしました。
DVDビデオを取り込んで編集してもらったのだが,どうもパパは一時ファイルが分割されるのがお気に召さないご様子。FAT32では1ファイルの最大容量が4GBに制限されます。映像の一時ファイルが複数になってしまうことがあるのです。
一時ファイルがどうなろうと,本来は関係のない話です。でもパパは,内蔵HDDのときと同じように動かないと気に入らないと言うので,NTFSでフォーマットすることにしました。FAT32からNTFSに移行するときも,クイックフォーマットで済むものなんですね。再フォーマットはすぐ終わりました。
するとどうでしょう。1ファイル4GBの制限がなくなると同時に,アクセス速度が劇的に向上しました。普通の速さになっただけなんですけどね。私,FAT32なんか使ったことがなかったから,FAT32があんなに遅いものだとは知りませんでした。
――こうして,パパの動画編集生活が再開されました。私ね,パパの行動が無駄に思えて仕方ありません。「DVDに書き出さないでPCで直接,視ればいいんじゃないの?」と思うのですが,人によって価値観は異なるものです。本人がそれで良いというのですから,他人がとやかく言う問題ではありません。
それに一日中,暇みたいですしね。下手に生産性が向上して,外に出て来られる機会が増えても厄介なのです(なぞ)。
2008-05-07 パパ出張レッスン―思わぬ進展―
以前,某駅前便所で知り合いになったパパと,Windows Vistaの使い方をお勉強することになった,というお話をしました。私は「パパ出張レッスン」と称して,パパがWindows Vistaを習得していく様子をご報告しました。
その出張レッスンに思わぬ進展なのです。
今度はネット証券
どうやらパパは,ネット証券で株の取引をしたいのだそうです。いままでは証券会社の窓口に取引を依頼していたそうですが,それでは余計な手数料が掛かってしまうのと,いま巷で流行っているみたいだから,自分もネットで株取引をしたいのだそうです。
私は「不思議だな」と思いました。私は2007年1月からネットで株取引の実験をしています。たしかにネットでの株取引のレッスンも可能なのです。でも,そのことをパパにひと言も言ったことがありません。なぜパパは,私の裏の顔(なにが表でなにが裏なのか分かったものではありませんが←ふめい)を知っているのでしょうか。
パパとのお付き合いはなんだかんだ言って長いので,普段の言動で大方の察しがつくのかもしれませんね。
まだ先の話
というわけで,近いうちにネット証券のレッスンをすることになったのですが,細々としたことは未定です。
ネット証券には何社かありますが,どの証券会社を選ぶのかはまだ決まっていません。もしかしたら,パパは日本株だけではなくて投資信託も買おうとするかもしれません。そうなると,ネット証券ならどこでもよいというわけにはいかないのです。
いちばんの問題は,私がいま日中お仕事をしていることなのかもしれません。市場が開いている時間帯には,レッスンできないのです。「資産の確認方法」「注文を出す練習」くらいしかできそうにないのです。
どうなることやら。
2007-12-26 パパ出張レッスン最終回
前回の報告から少し時間が経ってしまったので,これまでの経緯を軽くお話します。私はどういうわけか駅前便所で知り合った「パパ」に,Windows Vistaの使い方をレッスンすることになりました。
パパはこれまでWindowsを使った経験がありませんでした。私は「50代のおじさんが, なんの基礎知識もなしにPCを使うのは難しすぎるのではないか」と思い込んでいました。ところがパパは己の欲望に支えられたのか,めきめきと腕を挙げ,わいせつ画像を整理し自在に印刷できるまでになりました。
パパ出張レッスン,今回が最終回です。最後のお題は「動画編集」です。やったことがある人なら分かると思いますが,コンピュータで動画をまともに扱うには映像コーデックの知識が不可欠です。原理を深く掘り下げて説明しようとすると,覚えてもらうことが多くなりすぎてしまいます。少ない手順で,それなりの成果物が得られるようにレッスンしなければなりませんでした。
Windows Vista高速化していた
レッスンの日,いつものように私はパパの自宅を尋ねました。
さっそくパパのPCをお借りして,どうすれば動画編集ができるのか検証することにしました。毎回,レッスンの目的は決まっているわけですが,それらの作業はなるべくWindowsの標準機能,あるいはパパのPCにプレインストールされているアプリケーションで実現できなくてはなりません。
私はパパのPCにどんなアプリケーションが入っているのか,詳しくは知りません。そこでまずアプリケーションの構成と,そのアプリケーションで何ができて何ができないのかを調べて,どうやったら望みの結果が得られるか考えます。検証が済んだらパパに操作手順を伝授するわけです。
さて,検証するためにWindows Vistaを操作していたのだが,ある異変に気づきました。「あれれ?妙に速く動くな」と思ったのです。Vistaって使い込むと高速化するらしいのです。噂には聞いていましたが,まさか本当だったとは。最初のレッスンのときは,たまに引っ掛かる感じがしていたのですが,すっかり差し障りのない使用感に進化していました。いやはや,時代は進みすぎています。
パパ,待ち時間に嫌気が差す
今回のお題は,Video CDやDVDの映像をPCに取り込んで編集します。編集が済んだらDVD(-R/-RW)に書き出します。何の映像を編集するのかは,下品になるので詳細は伏せておきます(なぞ)。毎度のことながら無修正のわいせつ映像でした。しかも素人大学生のやつ(←かなり有害)。
DVD(MPEG2)の取り込みは,プレインストールされているアプリケーションだけでできました。Video CD(MPEG1)の取り込みは,現状の環境では無理だったので,フリーソフトを調達して使うことにしました。プレインストールされているオーサリングツールだけで,MPEG1/2を混在して編集できてDVD(-R/-RW)へ書き出せることが分かりました。めでたくパパの欲望は達成されたわけです。
こうして自家製のDVDを作るという目的は達成されたのだが,パパはどうも映像の処理時間に不満があったようでした。1枚のVideo CDからMPEG1ファイルを得るための所要時間は,5分程度でした。ところがDVDからMPEG2ファイルを得るためには,数十分も時間が掛かってしまったのです。
さらには映像の収録時間と,DVDを焼く時間が同じにならないことに違和感があったらしく(ビデオテープの「ダビング」だと同じになりますよね)途中,待ち切れなくて近所の喫茶店に行ってしまったくらいだったのです。
時代は進みすぎている
一連のレッスンを通じて,ちょっと感じたことがありました。時代は進みすぎているのです(←またこれかよ)。私ね,「早くVistaに移行しなくちゃ」と思いました。やっぱり新しいものって良いのです。
たまに,古いシステムをいつまでも使い続けていることを自慢する人がいます。それって程度問題ですね。とくに「プロ」としてコンピュータのお仕事をしている人は,「最新の環境?分からないし興味もないや」なんて言っていると「いらない人」だと思われてしまいそう。
小室センセイの「RUNNING TO HORIZON」に「そんな君はいらない」って歌詞があります。昔のものにダラダラ固執していると,あのグチャグチャした歌い方で「そんな君はいらない」って,現実に言われてしまいそうなのです。
私はパパ出張レッスンを通じて,そんな恐怖を感じました(←どこまで本気なのやら)。
2007-10-17 パパ出張レッスン―その2―
某日,あるパパにWindows Vistaの使い方をまたレッスンしてきました。
肌色が死んでいる
パパの最初のお悩みは,印刷の品質でした。光沢紙を買って印刷してみたのだが,思ったほど画質が良くないと言うのです。印刷物を見せてもらったところ,原稿はいつものように生々しいわいせつ画像でした(いきなり毒)。
さて,原稿が何だろうと関係ないのです。私はすぐに「γ特性がまったく合っていないわ。きっと用紙の種類を選んでいないのね」と思いました。プリンタのプロパティを確認してみると,やっぱり「普通紙」のほかに「光沢紙」という選択項目がありました。
「光沢紙」を選んで印刷してみたら納得のいく仕上がりになったらしく,パパは「写真みたい」と大喜びしていました。私はチラっと印刷物を見てみましたが,まだ色が完璧ではないように思えました。純正の紙を使っていないのが原因なのでしょう。何しろ原稿はわいせつ画像ですので,肌色が死んでいるのは致命傷だと思いました。
まあ,でも本人はそれで良いと言っているので,さらなる品質は求めないことにしました。
DVD-RWにコピー
前回,私はパパにファイルの整理の仕方を伝授しました。その後パパは,ファイルを黙々と整理したらしい。ずいぶんとまとまっていました。
パパは,ファイルをDVD-RWにコピーしたいと言い出しました。HDDが消えてしまったときのために,備えておきたいというのです。媒体はすでに購入していたので,ドライブにDVD-RWを挿入してコピーしようとしたら,初期化のダイアログが表示されました。
DVD-RWって,初期化処理をしないと使えないものだったんですね(知りませんでした)。初期化を終えるには25分も掛かるらしく「やだ,時間掛かるわ」と思いました。パパに「時間が掛かるみたいですよ」と言ったら,それじゃ時間を潰そうということになり,居間のテレビでわいせつ映像(しかも無修正のやつ)を鑑賞することになりました。
私ね,「美系の肌色ビデオは気持ち悪いから見たくない」って過去に何度も言っているはずなのです。それなのに,パパったら名場面集と称する映像を見せ付けてきたのです。まったくもって苦痛な時間でした。
パパ,証拠隠滅を図る
DVD-RWの初期化が終わったので,作業を再開することにしました。内蔵HDDからDVD-RWにファイルをコピー,さらにDVD-RWからHDDにファイルをコピーする手順を教えました。
するとパパは,予想外の行動を取りました。おもむろにHDDから画像ファイルを削除してしまったのです。しかも「ゴミ箱」も空にしてしまいました。なぜそこまで証拠隠滅を図らなければいけないのでしょうか。
「どうして消しちゃったんですか?」と尋ねてみたら「ファイルがいっぱいあって分かりにくいから」だそうです。それにDVD-RWにファイルをコピーしたのだから,HDDにファイルがなくてもよいと言うのです。
「HDDに空きがある限り,ファイルは消さないほうがいいのよ。これから数年後,過去にDVD-RWにファイルをコピーしたことすら忘れてしまうものなんだから」と,言ってやろうかと思いました。言わなかったけどね(ふめい)。本人はそれで良いと言うのですから,あえて逆らう理由などありません。
それにしても,Windows Vistaの当初の計画では「WinFS」という新しいファイルシステムを実装する予定だったそうです。これは大人の都合で実現されませんでした。私はパパの使い方を見て,凝った機能なんか大抵の利用者は求めていないんだなと再認識しました。
2007-10-09 パパ,はじめての出張レッスン
10月上旬から,あるパパにWindows Vistaの操作方法を教えることになりました。私はVistaを使っていないのですが,だからといってほかに頼める人がいないそうなので,軽くレッスンすることになったのです。
そのパパとは駅前便所で知り合いました。年齢は50代前半です。早々と会社を辞めてしまったらしく,普段は暇を持て余しているのだそうです。パパは今までPCを使ったことがないそうです。そんな人が突然,PCを使おうと決心するなんて,考えてみれば不思議ですよね。もうPCは買ってしまったのだそうです(東芝製)。使い方を知りたければ,普通のパソコン教室に通えばいいのに,なぜこの私に相談したのでしょうか。理由は後ほど。
1日目―プリンタを買いに行く―
某日の午後,パパの家を訪ねました。その日は,プリンタ選びをお手伝いすることになっていました。パパと某家電量販店へ向かいプリンタ売り場へ。パパはすでに機種の選定を済ませていたのですが,カタログを見てみるとVista対応になっていませんでした(XPには対応していました)。
私は店員さんに「Vistaの対応状況を教えてもらえますか。まさか非対応なんてことありませんよね」と尋ねると,どうやらVista用のプリンタドライバは別のCD-ROMで提供されているとのこと。説明書はVista対応ではないけれど,XPとだいたい同じなのでは,というお話でした。
パパにお会計を済ませてもらうと,パパの自宅へ。プリンタは電話の隣に置きたいというので,置き場所を片付けてもらっている間にプリンタの設定を済ませることにしました。いまのプリンタって,いきなりネットワーク対応なのですね。LANに繋げるだけなのです。私なんて,いまだにセントロニクス36ピンのプリンタ(←古い人になら意味が通じるはず)を使っているのです(稀にしか印刷しないからなのですが)。いやはや,時代は進みすぎています。
その日は,プリンタでテストページを印刷するところまでやって,おしまいにしました。
2日目―画像ファイルの整理―
数日後,再びパパの自宅を訪ねました。部屋に入ってみると,PCの隣にA4版のクリアファイルが置かれていました。パパに尋ねてみたら自家製の写真集なのだそうです。大量の「わいせつ画像」が印刷されていたのです。予想はしていましたが,まさかこれほど短期間にプリンタが酷使されようとは。
その日のお題は「ファイルの整理」でした。パパは画像の整理ができなくて困っているというのです。「どんなご様子なのかしら」と思って見てみたら案の定,わいせつ画像ばかりが4,000ほどあり,ひとつのフォルダにぶち込まれていました。たしかにこれでは,わけが分からないのです。
どうも画像は知人からCD-ROMでもらったものらしい。CD-ROMをドライブに挿入すると,勝手にファイルがコピーされる設定になっていました(メーカー製PCにありがちな,わけの分からないベンダのソフトが悪さをしていた模様)。たちまちファイル洪水に陥ってしまったようなのです。
パパにはフォルダを作って,画像を分けることを勧めるとともに,その操作手順を教えました。
パパの欲望
私はパパにPCの操作方法を説明していて,気づいたことがありました。目的がはっきりしているせいなのでしょうか,上達が恐ろしいくらい早いのです。PCを使う動機が「住所録や年賀状を作りたい」なんていう可愛いものではないせいか,パパったら目がギラギラしているのです。
ここでお話が変わって以下,ドキュンな人のためにちょっとしたヒントです。虹色業界人のパパ向けに,個人でパソコン指導のお仕事をするって,ちょっと儲かるのかもしれません。扱っているデータって,ろくなもんじゃないので他人には見せられないのです。
- 「画像の整理で困っていませんか?」
- 「画像を印刷して,写真集を作ってみましょう」
- 「昔のビデオをパソコンに取り込んで,好きな場面だけを集めたダイジェスト版を作ってみましょう」
↑こんな感じでB∀DI誌にでも1行広告を出せば,依頼が来るかもしれませんよ。興味のある人は挑戦してみてください。本気にされても困るのですが(なぞ)。